箱根の温泉宿『湯屋やまざくら』にて、totonoüの北欧産キャビンサウナ導入

Oct 31, 2024

北欧産サウナと源泉かけ流しのにごり湯を貸切で満喫できる贅沢空間

日本屈指の温泉地、神奈川県箱根町。その地にひっそりと佇む1日6組限定の温泉宿『湯屋やまざくら』（以下「やまざくら」）に、今年6月のリニューアルに際して、totonoüの北欧産キャビンサウナを導入いただきました。

今回、サウナ導入・リニューアルオープンを記念して、やまざくらのご担当者にインタビューを実施。リニューアルにかける思いやサウナ導入の経緯を伺いました。

totonoüは、北欧に拠点を置く中で得た知見や事例をもとに、今後も家庭用・事業用両面のサウナ製品の輸入・販売事業を推進し、日本における「サウナと共にある暮らし」の実現を目指してまいります。

Q：本日はよろしくお願いします！やまざくらは6月に大規模なリニューアルを実施されたそうですが、その経緯を教えてください。

A：やまざくらは元々、ありがたくも稼働率が100%近くで推移する＂予約が取れない宿＂だったのですが、台風の被害やコロナ禍で大きな打撃を受けました。危機的な状況にあった時に、リピーターのお客様の力添えなどで救っていただき、お客様に支えられていることを改めて痛感したんです。これをきっかけとして、もっともっとお客様に愛される、癒しをお届けできる旅館に生まれ変わろう、それが恩返しに繋がると考えるようになりました。

また、箱根町では、2023年の地域計画において『世界No1の温泉リゾート』を目指すことをビジョンとしてかかげており、インバウンド観光客に加えて、首都圏観光客の更なる誘致に取り組んでいます。
地域全体のこうした取り組みを後押しすべく、やまざくらは『日本一の旅館』を目指してフルリノベーションを行うこととなりました。

Q：リノベーションに際して、なぜキャビンサウナを導入することにしたのですか？

A：口コミ評価等の分析から、当館の弱点は客室を含めた設備の老朽化にあることが明確でした。

建物のリニューアルは繰り返していたものの、古臭さは否めなかったため、今回は老朽化を元に戻す「リフォーム」ではなく、新たな付加価値を構造レベルで実現する「リノベーション」を実施することとなったのです。それに際して、『日本一の旅館』を実現するためには何が必要かを徹底的に考えました。

我々の旅館のコンセプトは『癒し』です。箱根という立地をいかすことで、日頃首都圏などでビジネスに奔走されているお客様の『癒しの定宿』になることを目指す、というのがリノベーションの大きなテーマとなりました。

そのうえで、『滞在時間の価値最大化』の方法についても検討し、そのための目玉のひとつとして、貸切でご利用いただけるラグジュアリー個室サウナを導入することとなりました。

Q：totonoüの北欧産キャビンサウナが導入された空間について、詳しく教えてください。

A：totonoüさんのキャビンサウナは、源泉かけ流しの温泉と同じ個室の中に配置されています。信楽焼の壺風呂で入るにごり湯と、ロウリュも可能な本格サウナを、貸し切りかつ追加料金なしでお使いいただけるのが特長です。

都内で流行りのラグジュアリー個室サウナをモチーフにしていますが、源泉かけ流しで箱根の湯にお入りいただけるのがやまざくらの強みですので、このふたつを同時にお愉しみいただける空間というのは、日本でここだけなのではないかと思います。

また、個室の空間全体に檜が贅沢に使われているほか、Bluetoothスピーカーを使用して音楽を流していただくことも可能です。
檜の香りと音楽に包まれながら、本格的な北欧サウナ・水風呂・温泉を独り占めできる、唯一無二の極上空間となっています。

Q：最後に、今後の展望を教えてください。

個人事業主である私たちがリノベーションを経て成功することが日本の未来を救う。そうした考えから、やまざくらはこのたびのリノベーションに踏み切りました。

資源の少ない日本が経済成長を続けるためには、『観光立国構想』が必要不可欠です。そのために、「地元に根差した事業者がその地域の経済を循環させる」というビジネスサイクルを作ること。これこそが、継続的な成長のために絶対に必要な要素だと思います。
また、インバウンド需要だけにターゲティングすることは継続的な成長にはつながらないと考えており、日本のお客様とインバウンドのお客様双方にとっての普遍的な価値の提供が必要だと考えています。