【完全版ガイド】国産バレルサウナと北欧産バレルサウナの違い ~値段や費用、耐用年数などを徹底比較~


近年日本で注目されているバレルサウナ。主に円形に木材を組んでいくことによりできる樽状のサウナを指し、ロウリュをする際に円形の屋根に沿って蒸気が心地よく降りてくることから、サウナ通の間で人気を博しています。

屋外にも設置が可能で、シンプルな作りで手軽に導入できるサウナとして、フィンランドやエストニアは勿論、ドイツやアメリカでも人気を博しています。

日本では、藤森慎吾氏や高橋茂雄氏など、サウナ通で知られる著名人の購入によって2020年頃から知名度が上がってきており、現在はバレルサウナを販売する企業も50社ほどにまで広がっています。

本記事では、値段や費用、耐久性(耐用年数)などの様々な面から国産バレルサウナと北欧産バレルサウナを比較し、その違いを解説していきます。

日本においてバレルサウナの購入を検討されている方向けのガイドとなっておりますので、自分の好みにあうバレルサウナは国産と北欧産のどちらなのか、検討の際の参考としてぜひご一読ください。

💡 本記事は、バレルサウナの輸入・販売を行っているtotonoüによる記事です。比較においては努めて中立的な立場から解説を行っていますが、第三者ではない当事者による執筆であることをご認識の上、読み進めてください。

 

✅サウナの購入を検討されている方は、ぜひこちらもあわせてご参照ください。

サウナの購入を検討しているなら、まず最初に読んでほしい記事:カバー画像

 

 

バレルサウナとは -メリットとデメリット- 

そもそも、バレルサウナとはどんな種類のサウナなのでしょうか?

バレルサウナは、その名の通り、バレル(barrel)=樽の形をしたサウナのこと。木材を円形に組み上げて作った部屋の中にストーブを設置して温めるタイプのサウナです。天井部が円形であるため、ロウリュの熱が最も効率的に循環する形式のサウナとなっています。

テントサウナのように都度設営する必要がないため、ととのった後にそのまま撤収することが可能。底冷えもしにくいため、しっかり100℃まで温まるサウナです。

アウトドア施設などとの相性も良く、露天風呂に設置される事例も増えてきました。薪ストーブ・電気ストーブどちらも選べるのも嬉しい特徴です。

バレルサウナの内装

従来の室内設置型サウナ(キャビンサウナ)と比べると、メリット・デメリットは以下の表の通りです。

メリット デメリット
バレルサウナ ・円形の天井に沿って降るロウリュが気持ち良い

・露天風呂やアウトドア施設などとの相性が良い
・薪ストーブ・電気ストーブどちらも選べる

・重量がある
・事例がまだまだ少ないため、設置に向けた協議コストがかかる
・組立は初心者には難しく、一定の知識を要する

キャビンサウナ ・主に屋内用途に適している
・比較的軽量
・事例が多く、法律が整備されている
・工場で作られたパネルをはめるだけなので、組立がシンプル
・薪ストーブは使えない
・事業用だと内装要件が厳しくなり、対応コストがかかる
・屋外への設置は専用のモデルが必要



その上で、本記事では、バレルサウナにおける国産品・北欧産品を、値段や費用、耐久性(耐用年数)などの様々な観点から比較していきます。

 

✅バレルサウナの特徴についてより詳しく知りたい場合は、こちらもあわせてご参照ください。
バレルサウナとは?~特徴やタイプ、導入のメリット・デメリットを徹底解説~:カバー画像

 

 

バレルサウナの素材と耐久性 - 国産材と北欧材、どっちが良い?-

国産バレルサウナと北欧産バレルサウナの違いの中でも、最もわかりやすいのは「素材の違い」と言えるでしょう。その名の通り、国産バレルサウナが国産木材を使用している一方で、北欧産バレルサウナでは北欧産の木材を用いてバレルサウナを製造しています。

日本国産の木材としては「ヒノキ」が人気ですが、ヒノキは北欧では採取できないため、国産バレルサウナ独自の木材と言えます。ヒノキは高価格な一方で、耐久性に優れ、水や湿度に強いため、お風呂場等にもしばしば使われている木材です。

ヒノキ独特の香りをサウナ室内で楽しみたい方には、国産バレルサウナをおすすめします。

他方、北欧産のサウナ用木材には、スプルースというマツ科の針葉樹が使われることが多いです。スプルースはフィンランドやエストニアで古くからサウナ用の木材として愛されており、その耐久性・耐熱性には定評があります。

サーモウッド

更に特筆すべきなのは、totonoüを含む一部のメーカーでは、バレルサウナに使用する木材について、サウナ用に特化させるため「サーモ加工」を施しているという点です。

 

木材は、湿気や気候の影響を受けて大きくなったり小さくなったりします。これが「木材は生きている」と言われる所以ではあるのですが、気密性が求められるサウナにおいては、木材が動いてしまうと、隙間が生じて熱が逃げたり、ドアの立て付けが悪くなったり、とデメリットは多いものです。

そこで北欧では、木材に熱を加えることによって、木材内部の水分量を低下させ、木材の膨張・収縮を防ぐ技術が誕生しました。これを「サーモ加工」といい、サーモ加工された木材は「サーモウッド」と呼ばれています。

サーモ加工機
↑サーモ加工をするための機械

 

サーモ加工を施すと、木材内の含水量が低下するため、外装・内装共に木材が動きづらくなり、隙間風が入りにくく、より長い期間サウナとして楽しむことが可能となります。

バレルサウナの耐用年数は一般に10~20年程度と言われていますが、北欧産のバレルサウナにはサーモウッドが採用されていることが多いため、耐用年数も比較的長い傾向にあります。

また、日本における屋外用サウナの歴史はまだ浅いため、国産バレルサウナは最近製造開始されたものが多く、正確な耐用年数がわからない製品もある一方で、北欧では数十年前から屋外用サウナの製品開発が盛んに行われており、長期間屋外に置いても問題ないことが確認されています。こういった点も、北欧産バレルサウナの耐久性を考慮するうえでは重要なポイントと言えるでしょう。

なお、totonoüでは、北欧産のサーモスプルース(スプルースを更にサーモ加工したもの)を採用しています。

 

また、サーモ加工を施すと木材本来の豊かな香りが引き立つので、サウナの中で熱々の蒸気と共に木材の香りを楽しむことができるのもサーモウッドの特徴のひとつです。その香りは設置から数年経っても楽しむことができます。

ただし、サーモウッドには含水率が低いためにヒビが入りやすいという弱点もあり、施工時には注意が必要となります。(組立後の強度は問題ありません)

サーモ加工ビフォーアフター
↑左側がサーモ加工済み・右側がサーモ加工前

 

💡バレルサウナの素材と耐久性のポイント

  • ヒノキに強いこだわりがある方には、国産バレルサウナがオススメ
  • ヒノキは耐久性に優れた木材だが、サーモ加工されていないことも多く、多少の膨張や動きがあるため、注意が必要
  • 北欧産バレルサウナには「サウナ専用」の高級木材であるサーモウッドが使われることが多い
  • サーモウッドは耐久性が高いため、北欧産バレルサウナは耐用年数が比較的長い
  • ヒノキとはまた異なる、木材本来の豊かな香りもサーモウッドの特徴
  • 耐久性と香りの両方を追求する方には、北欧産バレルサウナがオススメ

 

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バレルサウナの断熱性 - 北海道より寒い北欧産には断熱材は必要?-

サウナは外気と室内温度の差が著しく大きいため、基本的に「断熱材」はあるに越したことはありません。一方でバレルサウナはそのシンプルな構造上、断熱材を入れる余地が少ないと言えます。

 

冬はマイナス20度にまで至る北欧では断熱材を多用しているのではないか、と思われるかもしれませんが、実はそういった断熱材をバレルサウナ本体に巻いたり、壁に埋め込むことはほとんどありません

一部の国産メーカーでは、屋根部分や壁に断熱材を入れることにより、サウナ室内の温度を外に逃さないような工夫をされています。これはサウナ室内の断熱性を維持するためには有効な手であると言えます。

 

一方、北欧産バレルサウナは42mm厚の木材を使うことによって外壁と内壁の温度差を受けづらくしたり、サーモ加工することによって木材の断熱性を上げたり、と様々な工夫をしています。-20度の極寒の中でもバレルサウナを問題なく楽しんでいる点から、断熱材の有無は大きく影響しない、と言えるかもしれません。

 サウナ木材の厚み
↑42mm厚のサーモウッド 断熱性が高く-20度の北欧の冬も乗り越える

 

また、断熱性が高くても、ストーブの性能が足りないとサウナ室内は適切に温まりません。サウナに必要なストーブの出力は、サウナ室の立米(m3)と同じ、という原則がありますので、必要なストーブの出力を事前に計算することも重要です。

totonoüでは、電気ストーブとして業務用では8kW、家庭用では6kWの電気ストーブをオススメしています。 薪ストーブは出力が12kW以上のものがスタンダードであるため、冬場でも30~60分で温めることが可能です。

またtotonoüが施工を担当する際は、木材と木材をしっかり密着させて空気が出ないようにしたり、ガラス面にしっかりコーキングをしたりするなど、熱が漏れないように丁寧に作業を行っています。 また、より高い断熱性を追求したいお客様には、屋根材の下に断熱材を巻きつけるオプションも提供しています。

💡 バレルサウナの断熱性のポイント

  • 本場北欧産のバレルサウナには断熱材が無い
  • -20度に至る冬でも楽しむことができる点から、断熱材が無くても十分サウナは暖まる
  • どうしても断熱材を使いたい方は、断熱材オプションがあるメーカーを選ぶ必要がある
  • totonoüは屋根材の下に断熱材を入れるオプションを提供中

 

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バレルサウナのデザイン -ミニマルな北欧産 vs 安定の国産- 

サウナを購入する上ではデザイン性も気になる部分でしょう。デザイン面に関しては、北欧産の中でも特にエストニアのサウナデザインが注目を浴びています。

サウナ大国フィンランドでは、伝統を重んじる文化ゆえにサウナ室そのものもシンプルなデザインになる傾向があり、ガラス張りの窓や、装飾された木材などは忌避される傾向にあります。現在日本にあるサウナも、フィンランドの影響を大きく受けているため、比較的シンプルなデザインのサウナが多いといえるでしょう。

一方で北欧建築の要素をサウナにも取り入れたエストニア産のサウナは、ミニマルな要素を残しつつも、より開放的で自由なデザインを好む傾向があります。外の眺望を楽しめるパノラマガラスや、間接的にサウナ室内を照らすLEDライトガラス張りのドア、ストーブ周りの不燃材のストーン装飾など、様々なオプションを選択可能です。


薪ストーブ
↑薪ストーブをカスタム + パノラマガラスを設置した事例

 

国産バレルサウナも、日本の技術や意匠を生かした様々なサウナが誕生しています。デザインは一番分かりやすい部分でもあるため、実際に設置したシーンをイメージしながら製品を選択することをオススメします。

totonoüのバレルサウナは、大きさ、直径、ガラス、背もたれ、LED、ストーブなど、様々なオプションをご用意しており、「世界に一つだけのマイバレルサウナ」をご提供することが可能です。ぜひ製品ページからカスタマイズしてみてください。

 

💡 一言解説:フィンランドとエストニアのバレルサウナ事情

北欧サウナ、といえばフィンランドを思い浮かべる方が大半かと思いますが、実はバレルサウナはエストニアの方が盛んであることをご存知でしょうか。

賃金水準が高いフィンランドでは、サウナの製造にかかる人件費も高くなってしまいます。一方エストニアの平均給与はフィンランドの半分程度であるため、より低価格で、なおかつ高品質のサウナを製造することが可能になっています。

そのためフィンランド人であってもエストニアのバレルサウナを購入することは珍しくなく、またドイツやデンマークなどの周辺各国から多くの注文が入っています。

 

 


バレルサウナの品質 -サウナは“安かろう悪かろう”なのか?- 

quality

決して安い買い物とは言えないサウナだからこそ、気になるのは「品質」です。

日本は世界に誇る木造建築物を多く有しており、木材の加工技術や組み技術が非常に高いと言えます。職人によって一つずつ加工される木造建築物の品質は世界トップクラスで、その技術をサウナ建築にも応用できるものと考えられます。

一方、北欧も木材市場が活発で、ログハウスや北欧家具など木材を使った製品が多く生まれています。その中でもサウナは中軸を担う存在です。 

サウナ文化は北欧を発祥としており、その起源は2,000年前とも言われています。各家庭にサウナが備え付けられており、日本人がお風呂に入るように、北欧の人々も定期的にサウナに入る文化があります。

それゆえ、北欧のサウナ市場は日本とも比べものにならないほど大きく、サウナ製造ーカーが数百社、サウナ用のアイテムはスーパーマーケットに当たり前のように並んでいます。これは日本のスーパーにお風呂用具がある光景に近いのかもしれません。

 スーパーマーケット
↑エストニアのスーパーマーケットに並ぶサウナ用品の数々

 

それゆえ、北欧の人々がサウナに対して持つ目は非常に厳しいものになります。中途半端なクオリティのサウナは、決して購入してもらえず、淘汰されてしまいます。メーカー側もそれに応えるべく、激しい競争を乗り越えて、より良い製品を低価格で市場に供給しようと企業努力を続けています。

特にエストニアでは、街の工場レベルで年間1,000台、大手メーカーとなると年間約10,000台にも及ぶサウナを製造しており、その分だけ技術とノウハウは蓄積されています。totonoüが提携する工場でも今まで数千台のサウナを製造しており、その技術力はエストニアでもトップクラスです。

 

factory
↑エストニア最大規模のサウナ工場

 

日本の木工技術も非常に高いですが、北欧ではサウナに特化した技術やノウハウ、経験が蓄積されており、サウナ単体で見ると北欧産サウナが優位にあると言えるのではないでしょうか。

 

💡 バレルサウナの品質のポイント

  • 北欧のサウナ≒日本のお風呂
  • そのため北欧にはサウナ専門の工場や機械が多数存在する
  • 日本の木工技術は非常に高いが、サウナ単体で見ると北欧に軍配があがる

 

品質の見極め方をサウナ販売のプロがご説明します。

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バレルサウナのメンテナンス -サウナのお手入れ方法とは- 

サウナの耐用年数は10年とも20年とも言われています。ただしそれは、適切にメンテナンスを行っている場合に限ります。長い付き合いになるからこそ、メンテナンス体制や、交換品の有無を確認する必要があります。

バレルサウナで手入れが必要なるのは、

  • ストーブの調整(特に電気ストーブ)
  • 煙突の清掃(薪ストーブの場合)
  • タガの調整と締め直し
  • ドアの立て付けの調整
  • ガラスが破損した場合の交換・修理
  • 塗料の再塗布
  • サウナストーンの交換

など多岐にわたります。

特に電気ストーブのメンテナンスに関しては、そもそもサウナストーブを取り扱える電気事業者が非常に少ないため、メーカー側でメンテナンス作業を担当できるかは事前に確認をしておいた方が良いでしょう。

また10kWを下回る主に家庭用のサウナストーブは電気用品安全法で規定される「特定電気用品」に該当するため、販売にあたって「PSEマーク」と呼ばれるものを取得する必要があります。

 

残念ながら近年のサウナブームの中では、PSEマークを取得していない電気サウナストーブが一部で販売されています。

PSEマークは国産品・輸入品関わらず取得が必要になります。サウナは安全があってこそ楽しめる娯楽ですので、電気ストーブを購入する際はPSEに適合しているかどうかを確認しましょう。

ロウリュ
↑totonoüはロウリュも可能なTylo社の電気ストーブを販売しています

 

塗料の再塗布も、バレルサウナを長く使うためには重要な作業です。特に、サウナ室内は高温になるため、揮発しにくく害のない、天然由来のサウナ専用塗料を使うことが必須と言えます。

加えて、ベンチに定期的に塗料を塗布することで、汗によるダメージを軽減することも可能です。そういったサウナ専用の塗料を取り揃えているかどうか、も選定の際のポイントとなります。 

 

また、補修の際には交換品を取り寄せることが必要になる場合もあります。
一般的に国産バレルサウナは、交換品を国内で調達することが可能であるため、比較的短期間で部品を取り寄せることができます。

一方で北欧産の輸入品であると、部品によっては北欧から取り寄せることが必要になることも。そのため、スペアパーツや交換品を日本で管理しているかどうかも、事前に販売店に確認することをオススメします。

バレルサウナのスペアパーツ
↑パノラマガラスのスペアパーツ

totonoüでは、バレルサウナの設置に必要なほぼ全ての部品を首都圏の倉庫に保管しています。そのため、輸入品に多い「交換品の取り寄せ」に時間を要する、といったトラブルはほとんどありません

また、totonoüには、専属の施工チームがいるため、電気ストーブや本体に不具合が発生した際もすぐに駆けつけることが可能となっています。

💡 バレルサウナのメンテナンスのポイント
  • サウナは長期的に使うものだからこそ、メンテナンス体制を事前に確認することが重要
  • 特にストーブ周りはトラブルが発生しやすいので、PSEマークを取得しているか、メンテナンス可能な電気技師がいるか、などを要確認
  • 輸入品の場合、交換品の納品までに要する期間も確認が必要


✅サウナのメンテナンスについては、こちらのページもあわせてご参照ください。

Q.サウナ製品のメンテナンス方法を教えてください

 

 

 

バレルサウナの納期 -注文から納品までどれぐらいかかる?-

サウナ輸送の様子

バレルサウナを注文してから届くまでの間は、ワクワク感ともどかしさの狭間に揺れることでしょう。誰だってサウナを注文したら、誰だって一秒でも早くマイサウナを楽しみたいものです。

納期は主に、①製造にかかる期間、そして ②輸送にかかる期間の2つで計算されます。

①製造にかかる期間

製造工程においては、資材の調達や、木材の加工、一部部品の組み立てなどが必要になり、一般的に1ヶ月〜2ヶ月を要します。またメーカーによっては繁忙期のために更に期間を要する場合もあるのが製造のリードタイムです。

②輸送にかかる期間

輸送にかかるリードタイムは、製造場所から設置場所への輸送にかかる期間です。

お気づきの通り、国内産と北欧産の大きな違いはここにあります。北欧産のバレルサウナが欧州→日本の道のりを乗り越えなければいけない一方で、国産のバレルサウナは国内の輸送だけで完結してしまいます。

一般的に欧州から日本への輸送のリードタイムは2~3ヶ月と言われており、①と②をあわせると、約3~4ヶ月を要します。


package
↑梱包前のバレルサウナ

 

そのため、一般的には国産のバレルサウナの方が、北欧産のバレルサウナより納期が短いと言えるでしょう。

なお、totonoüでは、原則として3~4ヶ月を納期として設定させていただいていますが、在庫品販売によって最短1週間での納品を可能としています。毎月エストニアからコンテナを日本に向けて発送しており、日本の倉庫に在庫品を保管していることがその理由です。

WEBサイトには掲載していない在庫品を1週間以内の短期間で即納できる場合もありますので、急ぎの納品をご希望の方はご相談ください。

また空輸オプションを原価でご提供しており、その場合はお好みのカスタムでサウナを選択いただきながらも、最短1~1.5ヶ月での納品が可能となります。

 

💡 バレルサウナの納期のポイント
  • 納品まで国産品は1~2ヶ月、北欧産バレルサウナは3~4ヶ月程度を要する
  • 一般的に国産の方が輸送がないため、短期間での納品が可能
  • totonoüでは原則3~4ヶ月を要するが、最短1週間の納品(在庫品販売)や空輸によるスピード輸送も可能


✅totonoüのHPでは、リアルタイムで在庫状況を公開しています。詳細はこちら

totonoüのHP・キャビンサウナ在庫状況

 

最短1週間でのバレルサウナ購入なら、totonoü

 

 

 

バレルサウナの販売実績

日本におけるサウナ市場は昭和から続いており、規模は大きくないものの、様々な老舗メーカーが市場を守り続けています。近年のサウナブームによってサウナ販売に参入する事業者は増加の一途をたどっていますが、事前に導入事例や販売実績を掲載しているメーカーであるかどうかを確認することをオススメします。

どの事業にも言えることですが、実績を重ねている事業者はお客様からの意見を反映した製品改善や、トラブルを踏まえた運用の改良、また設置に向けた協議の知見蓄積などを行っています。

藤森慎吾氏サウナ
↑藤森慎吾氏のサウナ村・FILLLLAGEに導入されたtotonoüのサウナ

 

日本のバレルサウナ市場はまだまだ歴史が浅いですが、totonoüが取り扱うバレルサウナは、エストニアでの製造開始から十数年を経過しており、その中で様々な改良を重ねてきています。また販売後、経年変化した製品も定期的に確認しているため、設置後のメンテナンスに関する知見も豊富です。

また、totonoü単体で見ても、日本におけるサウナの設置事例は600件超となっており、日本の気候や土壌に適合することも確認済みとなっています。

 

決して実績がないからといって品質が悪いという訳ではないですが、トラブルを回避するために実績があるに越したことはないため、その点も確認することをオススメします。

 

💡 バレルサウナの販売実績のポイント

  • 日本のサウナ市場は昭和から続くが、バレルサウナは新規参入企業が多い
  • トラブルを防ぐためにも、販売実績があるに越したことはない
  • totonoüのバレルサウナ製品は北欧での十数年の販売歴と、日本国内でも600件超の販売実績

 

\【導入実績600件超】totonoüのサウナ導入事例はこちら/

totonoüのサウナ導入事例

  


 

バレルサウナの値段・費用 -国産と北欧産、どっちが安い?-

バレルサウナの本体価格

ここまで多くの要素を比較してきましたが、とはいえ気になるのはお値段。バレルサウナ本体の値段や設置のための費用は、どのぐらいかかるのでしょうか?

本体価格だけを見ると、一般的に、国産バレルサウナは150万円〜200万円という価格帯のものが多く、北欧産バレルサウナは100万円〜150万円という価格帯のものが多くなっています。ただ、最近はウッドショックやウクライナ情勢の影響により、国産・北欧産共に平均価格が若干上昇傾向にあります。

totonoüのバレルサウナは100万円から。北欧産バレルサウナの中でも最安価格帯の製品です。

前述のとおり、国産バレルサウナよりも北欧産バレルサウナのほうが比較的安価なものが製品が多いと言えますが、海外から輸送してくる北欧産が国産よりも安い、ということを少し不思議に思う方もいらっしゃるかもしれません。その理由としては以下のことが考えられます。

 

①安価な木材価格

物価が高いイメージがある北欧ですが、木材産業が盛んであることもあり、実は木材価格は比較的安価。

北欧の中でも物価水準が低いエストニアの木材は特に安いと言われています。スプルースにサーモ加工をしたサーモスプルースであっても、お手頃な価格で調達することが可能です。

サウナ資材の価格を比べると、国産の資材より安いことが多くなっています。ジャンルは少し違いますが、北欧家具が発展した背景には、こういった資材の入手しやすさもあるのかもしれません。


②日本の半分の賃金水準

またエストニアの賃金水準は日本の約半分程度であり、加工にかかる人件費も比較的抑えることができます。賃金水準は半分ですが、エストニアの工場で働く工員の方々のサウナに関する知識は人一倍。日々良い品質のサウナを生み出そうと切磋琢磨しています。

 

 

③サウナ専用の資材で効率的に生産

その上、サウナ産業が盛んなエストニアでは「サウナ専用の工場」が多数存在しており、サウナ用の機械や設備なども充実。コスト面でも効率的にバレルサウナを生産することが可能です。日本では、サウナ市場の規模が北欧と比べるとまだ小さいゆえに「サウナ専用の工場」もまだまだ数少ないのが現状です。

 

④関税0%

また、輸入というと輸送費や関税が頭に浮かぶかと思いますが、バレルサウナをエストニアから日本に入れる際の関税は、実は0%。totonoüではバレルサウナをコンテナで一気に輸送するため、輸入にかかる送料も圧縮しています。

 

⑤工場と直接取り引きで、手数料を排除

totonoüではエストニアのサウナ工場と直接取り引きをしているため、余計な中間手数料もかかりません。事業者によっては、北欧側の卸売事業者、日本輸入のための総代理店などが中間に入る場合があり、その手数料の分価格は上乗せされてしまいます。

 

以上の5つの理由から、totonoüのバレルサウナは100万円〜の低価格での提供が可能となっています。

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ただし、事業者によって、施工費や輸送費、ストーブの料金などが表示価格に含まれていない場合があるため、比較する際はその点を考慮する必要があります。

ここからは、値段や費用を見極める際の注意点を解説します。

 

値段・費用のポイント①:電気ストーブ・薪ストーブの価格が含まれているか

サウナの心臓とも言えるストーブは、単体で購入すると30万円〜100万円ほどかかります。薪ストーブの方が安価で、電気ストーブの方が高価であることが一般的です。ストーブがキットに含まれているかどうかも事前に確認しましょう。

 

💡 totonoüのストーブ価格

totonoüのバレルサウナは、薪ストーブと電気ストーブを別料金で選択可能です。



値段・費用のポイント②:バレルサウナの施工費

バレルサウナの施工費は、①工場で組立をして輸送するため、施工費が本体代金に含まれているパターンと、②組み立てキットが輸送され、現地で組み立てるため施工費が別途かかるパターン、の2つに分類されます。

①のパターンは工場で効率的に組み立てるため、施工費を圧縮できるメリットがあります。また、完成品をクレーン車等で設置するため、施工期間が短く済むメリットも。
ただし、別途特殊車両を手配するコストが発生する可能性もありますのでご注意ください。また、奥まった場所や、狭い場所には設置できませんので、事前の確認が必要です。

②のパターンは、奥まった場所や狭い場所でも設置できるメリットがありますが、地域や会社によって施工費が大きく異なるため、事前に見積もりを取ることをオススメします。
また、施工会社がスムーズに施工するために、販売事業者側で詳細な組み立てマニュアルを用意しているかどうかも、バレルサウナ会社を選ぶ際のポイントとなるでしょう。

 

💡 totonoüのバレルサウナの施工費

totonoüのバレルサウナは、原則として②キットの状態で配送され、現地で組み立てるパターンに該当します。(完成品の設置も可能ですが、特に別荘地などはクレーン車による設置が難しいことが多いです)

サウナ施工は専門的な知識(給排気口の設定/煙突設置/電気ストーブの据え付け工事等)を要する部分もあり、過去にはサウナ施工経験がない工務店が施工を担当されてトラブルになる事例もありました。

そのため、totonoüでは、原則としてtotonoü認定工務店による施工を必須とさせていただいております。


✅バレルサウナの施工については、こちらのページもあわせてご参照ください。

バレルサウナ施工の様子



値段・費用のポイント③:バレルサウナの送料

バレルサウナは大きいです。一番小さいモデルの組み立てキットでも、幅1m、奥行き2m、高さ1m程度のパッケージになります。

完成品となると、小さいモデルでも幅・奥行き・高さ共に2m以上となるため、輸送の際のコストは更にかかってしまいます。送料は、基本的に、工場や倉庫から目的地までの距離、そして物量によって決まるため、検討している販売事業者がどこから発送をするのかも要チェックです。

輸入品の場合は、国際輸送費用が価格の中に含まれているかも確認しましょう。

 

💡 totonoüのバレルサウナの送料

totonoüのバレルサウナは、エストニアから日本までの国際輸送費・関税が本体価格に含まれています。

国内の輸送費は設置場所に応じて都度見積もりを提示させていただきますので、お気軽にご相談ください。離島や遠隔地への輸送も可能となっています。



値段・費用のポイント④:行政への申請サポートは含まれているか

バレルサウナを設置する際には、建築基準法や消防法のほか、事業用の場合には公衆浴場法や旅館業法などをクリアする必要があります。これらが満たされていないと、最悪の場合、営業停止や除却命令が出てしまう可能性もあるため、事前に行政への確認や申請が必要です。

なかなか手間がかかる工程であるからこそ、メーカー側がどこまでサポートしてくれるのかを事前にチェックするようにしましょう。

 

💡 totonoüの無料申請サポート

totonoüでは行政申請の無料サポートを手厚くしており、専門のスタッフが申請の際のポイントなどを電話やメールでご案内しています。協議用の資料も多数用意しており、安全かつ適法なサウナ設置に向けて支援をさせていただきます。

家庭用の設置であっても、事業用の設置であっても事前に自治体と相談し、必要に応じて適法に申請をすることはtotonoüのポリシーでもあります。法律を無視して設置したい、というお客様はお断りしておりますので、予めご了承ください。



値段・費用のポイント⑤:バレルサウナのメンテナンスサービスの有無

バレルサウナは木材によってできているため、メンテナンスの有無によって耐用年数が大きく変化します。特にサウナ室内は高温多湿である上、汗やロウリュなどによる水分の影響を大きく受けます。そのため、サウナ室内への塗料の塗布は「絶対に必要」と言っても過言ではありません。

一方、サウナ室内は高温であるため、化学物質を含んだ塗料を使ってしまうと、有毒ガスが揮発して人体に影響を及ぼす可能性があります。そのため、サウナ専用塗料で塗装を行った上で、定期的に塗り替えも行い、木材の腐食を防ぎましょう。

 

💡 totonoüのバレルサウナメンテナンスサービス

totonoüでは、国内での入手が難しいサウナ専用塗料を無料で同梱しており、より長くサウナを利用していただけるようなメンテナンスサービスを提供しています。

 

 



totonoüのバレルサウナ製品の値段・費用

totonoüでは「サウナとともにある暮らし」を実現するために、北欧産バレルサウナを100万円〜で提供することにこだわっています。また価格の透明性を高めるため、ストーブ価格やオプション料金は全て製品ページからご確認いただけます。

また、基本的に、メンテナンスに必要なサウナ専用の塗料が本体価格に含まれている点も特徴の一つ。

国内の送料は地域ごとに設定させていただいており、そちらも価格表に応じて見積もりを出させていただいています。

totonoüのバレルサウナの場合
本体価格 100万円〜 + オプション価格
ストーブ 含まれています (電気ストーブの場合はオプション価格)
施工費 別途20万円〜
送料 エストニアから日本:含まれています

日本国内:別途お見積り
行政への申請サポート 含まれています(進行に必要な書類の提供、進行の際のポイントのアドバイス、自治体への電話での事前説明・事後補足など)

※申請自体の代行を依頼する場合は費用が発生いたします
メンテナンス費用 本体価格にサウナ室内用の塗料が含まれています(ライトモデルを除く)

 

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まとめ:国産バレルサウナと北欧産バレルサウナの違い

このようにバレルサウナを選定する上では、値段や費用、納期といった点は勿論、耐用年数やデザインといった品質、導入実績、メンテナンス体制、協議のサポート体制など、様々な比較要素があります。

各要素の優先順位は、導入されるお客様の状況によるかと思いますので、各社製品のそれぞれの要素を比較した上で、最終的な購入製品を決定されることをオススメします。

✅サウナの購入を検討される際には、こちらもぜひご参照ください。

サウナの購入を検討しているなら、まず最初に読んでほしい記事:カバー画像

 

totonoüは北欧産バレルサウナの販売事業者ではありますが、国産・北欧産を問わず、様々なサウナが日本全国に設置・導入され、「サウナと共にある暮らし」が日本でも日常になる日を願っています。

totonoüのバレルサウナに関してご質問がある場合はお問い合わせフォームから、見積もりを希望する場合は各製品ページからお気軽にお問い合わせください!

✅totonoüのバレルサウナ製品の詳細はこちらから。

藤森慎吾さんに導入いただいたバレルサウナ

 

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