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【特別対談】大野和成選手×田中亜土夢選手 ~プロサッカー選手が考える"自宅サウナの魅力"とは?~


この記事では、実際にtotonoüのサウナを導入いただいたお客様の「サウナと共にある暮らし」をお伝えしています。

今回お話を伺ったのは、Jリーグ・湘南ベルマーレ所属の大野和成選手と、フィンランド・FC KTP所属でtotonoüアンバサダーを務める田中亜土夢選手。お二人は、アルビレックス新潟時代の先輩・後輩にあたり、大野選手は田中選手の紹介で、2024年にtotonoüのキャビンサウナ製品『Auroom Cala Glass』をご自宅に導入されました。

本対談の聞き手はtotonoü代表・齋藤アレックス剛太が担当。お二人が思う"自宅サウナの魅力"や"自己流のサウナの入り方"などについて、じっくりお話を伺いました。

 



Q:本日はよろしくお願いします!早速ですが、自宅サウナを導入されたきっかけを教えてください。

大野選手:
以前から、サウナーといえるほど頻繁ではないものの、試合後や練習などで疲れた時に体のケアやリフレッシュの目的で温浴施設のサウナを利用していました。ただ、コロナ禍で温浴施設を利用するのが難しくなってしまって。

混雑を気にせずに好きなタイミングでサウナに入りたいという気持ちもあり、そんな時にちょうど亜土夢くんがtotonoüのアンバサダーを務めているのを知って、「自宅にサウナがあるっていいなあ」と思うようになったんです。それが自宅サウナを導入したきっかけなので、亜土夢くんのおかげですね。

亜土夢選手:
嬉しいな、それは!家にサウナがあるのは最高だよね。まさに北欧のような"サウナと共にある暮らし"を実現できる。

僕のフィンランドの家にもサウナがありますが、今の家のサウナは物件に初めから付いていたんです。自宅サウナ文化が根付くフィンランドにはサウナ付きの物件がたくさんあるんですよ。

フィンランド・FC KTP所属でtotonoüアンバサダーの田中亜土夢選手・フィンランドのサウナにて
田中亜土夢選手

 

 

Q:自宅サウナにはどのくらいの頻度で入っていますか?

大野選手:
週に2~3回くらいですね。自宅サウナだと自分の好きな時に使えるので、練習後の夜に子どもを寝かしつけてから入ることもあります。

僕が自宅に導入しているサウナは、Wi-Fi機能がついているので、出先でもサウナの電源が入れられるんですよ。この機能がすごく良い!「サウナに入りたいな」と思ったら、練習後の治療の前に電源を入れておけば、帰ってすぐに入れる。帰宅後に「今から30分かかるのか」と考えなくてすむので、本当に良いなと感じています。

©湘南ベルマーレ/湘南ベルマーレ所属 大野和成選手・試合中の様子
大野和成選手  ©SHONAN BELLMARE

 

 

Q:自宅サウナを導入してみて、掃除やメンテナンスの面はいかがですか?

大野選手:
ほとんど何もしていないというか、「逆に何をすればいいんですか?」というくらい楽です(笑)

亜土夢選手:
僕も自宅のサウナは床の掃除をするくらいですね。楽ですよ。

大野選手:
ほとんどやることないですよね?

家にサウナを導入した話をすると、「メンテナンスが大変なんじゃない?」ってよく言われるんです。「サウナの中は余熱で乾くから、使い終わったらガラスを軽く拭いてドアを閉めておくくらいだよ」と説明するんですけど、やっぱりメンテナンスが大変そうっていうイメージがハードルになる人は多いんだろうなと思いました。

湘南ベルマーレ所属 大野和成選手がご自宅に導入されたサウナ
大野選手がご自宅に導入されたサウナ

 

 

Q:お二人が感じている"自宅サウナの魅力"があれば教えてください。

亜土夢選手:
やっぱり気持ちの面が大きいですよね。自分だけの空間なので、人の目が気にならないですし、リラックスして入れる。

加えて、自分のペースで、自分好みの温度で入れるというのもメリットだと思いますね。ロウリュのタイミングや回数も自分で決められますし。あとは、飲み物を飲みながら入れるのも良いなと。

大野選手:
よくわかります!自分の好きなタイミングで出入りできますし、他の人の出入りで温度が変わることもないですし、どんな体勢をとってもいい。頭まで水風呂に浸かるのも、温浴施設では禁止されていることがありますが、家ならできる。自宅サウナは"マナー"がないので自由にサウナを愉しめるんですよね。

サウナを導入する際、毎回数百円払って温浴施設のサウナに入るのと、家にサウナを導入する費用と、どちらが高いんだろうって考えたんですよ。たしかに自宅サウナは決して安い買い物ではなかったですけど、いざ家に導入してみたら、好きな時間に入れるとか温度を自分好みにできるとか、良いと思うことがたくさんあって。家にサウナを入れて良かったなって心から思います。

フィンランド・FC KTP所属でtotonoüアンバサダーの田中亜土夢選手・自宅用サウナを体験

 

亜土夢選手:
フィンランド人に「一番好きなサウナはどこか」って聞くと、「やっぱり自分の家のサウナだよね」っていう人が多いんだよ。

大野選手:
僕も圧倒的に家のサウナが好きです!自宅サウナが一番良い。子どもがもう少し大きくなったら、一緒にゆっくりサウナに入って、親子のコミュニケーションの場としても使えたらいいなと思っています。

totonoüの自宅用サウナ製品『Auroom Cala Glass』・内観イメージ

 

 

Q:ここからは、お二人の自宅サウナ活用法について聞いていきます。お気に入りの温度や入り方はありますか?

大野選手:
サウナは100℃くらい、水風呂は12~13℃くらいにしていることが多いです。正解がわからないんですけど…。

亜土夢選手:
僕は熱すぎないほうが好きなので、80~90℃くらいで入ることが多いです。フィンランドでは温浴施設のサウナも80℃くらいのところが多い印象です。

フィンランド・FC KTP所属でtotonoüアンバサダーの田中亜土夢選手・フィンランドのサウナにて

 

大野選手:
あ、そのくらいなんですね。それで10分くらい入るんですか?

亜土夢選手:
その日によって体調が違うから、「背中が温まったな」というくらいを目安にして入るようにしているかな。自分の中で入り方のルーティンは決まってるの?

大野選手:
まったく決まっていなくて、何が良いのかを自分の中で模索しているところです。10~12分くらい入りたいんですけど、その日の体調によっても違いますし、90℃で長めに入ったほうがいいのか、もっと温度を上げて一気に汗をかいて水風呂でしめるほうがいいのか…。

自宅サウナを導入するときにサウナの入り方に関する本も読んだんですが、正直なところ正解が分からなくて。ただ、いずれにしても入ると気持ち良いですし、リフレッシュになります。

唯一決めていることとすれば、試合前には入らないことですかね。試合前に入ると次の日体が重くなってしまうので、それは避けるようにしています。

©湘南ベルマーレ/湘南ベルマーレ所属 大野和成選手・試合中の様子
©SHONAN BELLMARE

 

亜土夢選手:
サウナの入り方は人それぞれだからね。その日によって体調も違うし、人によってそもそも体が違うから。自分の中で良い塩梅を模索して決めていくのが良いんだと思う。

大野選手:
自宅サウナを導入する前は、何セットで何分入るといったルーティンを決めていなかったし、あまり気にしていなかったんです。本やインターネットで調べてみても様々な意見があるうえに、その方法が自分に合っているかどうかはやってみないとわからない。

ただ、その入り方が自分に合うかどうかを気軽に試せるのは、家にサウナがあるからこそだなと思っています。

totonoüの自宅用サウナ製品内観

 

 

Q:亜土夢さんはいつ頃から"自己流のサウナの入り方"を確立していったんですか?

亜土夢選手:
サウナの入り方を意識するようになったのは、フィンランドに来てからですね。自分の体調もそうですし、外気温によってもサウナの温まり方は変わるので、その日の体調や気分で入り方を変えるようにしています。

大野選手:
プロとしてスポーツをしているので、せっかくならきちんとサウナを活用したいですし、色々と調べたり考えたりしながら入っているんですけど、本当にそれが正しいのかわからなくなってしまって…。アスリートに特化したサウナプランみたいなものが欲しいです(笑)

亜土夢くんは、試合前や試合後にはサウナに入りますか?

亜土夢選手:
試合前日はサウナには入らないようにしているかな。試合の2日前に入ることが多いよ。試合にフル出場した後はサウナに入るとさらに疲れる感覚があるから、当日は入らないけど、試合の翌朝に入ることが多いね。一晩寝て少し体がリカバリーした状態で入れるから、自分の感覚としてはそれが良いかなと。

フィンランド・FC KTP所属でtotonoüアンバサダーの田中亜土夢選手・フィンランドのサウナにて

 

大野選手:
朝は入りすぎると眠くなっちゃうから1セットで終わらせるほうが良いっていう情報を見たことがあるんですけど、どうですか?

亜土夢選手:
あんまり決めてないかな。その日の体調次第だけど、たしかに1~2セットで終わることが多いかもしれない。

大野選手:
結局、その日の自分の体調次第ってことですね!

亜土夢選手:
そうそう、体調次第で入り方を決めていくのが良いと思うよ。日によって練習の強度も違うし、体力の消耗具合も違うから。

心拍計をつけてサウナに入ることもあるんだけど、つけていないときも、感覚としては普段の倍ぐらいの心拍数になったらサウナを出るようにしてる。そのあとの水風呂も、今の家には水風呂がないからシャワーを浴びて。しっかり身体を拭いて、外気浴で心拍数が通常に落ちるまでゆっくりするのが流れかな。

フィンランド・FC KTP所属でtotonoüアンバサダーの田中亜土夢選手・サウナで心拍数を計測

 

大野選手:
水風呂ってシャワーでもいいんですか!?

亜土夢選手:
アスリートにとっては水風呂があったほうが良いとは思うけど、シャワーでも問題ないと思う。フィンランドの公共サウナは水風呂がないところも多くて、湖や海がサウナのそばにあればそこに入るけど、シャワーだけっていうのもよくある。しかもフィンランドのシャワーは夏でもそれなりに冷たいから、それでアイシングできる感覚なんだよね。

大野選手:
水風呂の入り方も悩ましいなと思っていて。僕は、まず首まで入って上半身を冷やして、最後の10秒くらいで頭と顔に一気に水をかける。それをしっかり拭いて水風呂から出るとすごく気持ち良いので、この方法を実践してるんですけど、正解が分からなくて!(笑)

亜土夢選手:
正解はないんだよ!(笑)ある程度大枠はあると思うけど、自分が「気持ち良いな、最高」って思えればそれが正解かなって。各々に合った方法を取り入れるのが良いんだと思うよ。

フィンランド・FC KTP所属でtotonoüアンバサダーの田中亜土夢選手・サウナ後の外気浴

 

大野選手:
そういうことなんですね。今話していて、自分の感覚で良いんだなと思えました!さっきも言ったように、サウナが自分の家にあるからこそ、色々な入り方を試せるし自由に使えるんですよね。

ルーティンをかっちり決めてしまうと、すごく疲れているときでもその方法で入らなきゃと思ってしまうような気もしていたので。今日サウナに詳しい二人と話すにあたって「そんな入り方じゃダメだよ!」と言われるんじゃないかと思っていたんですけど、自由な入り方を受け入れてもらえて安心しました(笑)

 

 

Q:最後に、今日の対談の感想を教えてください!

亜土夢選手:
自宅サウナを導入した後の実際の声が聞けて良かったですし、おもしろかったです!

大野選手:
サウナの入り方で色々と疑問に思っていたことがあったので、話せて良かったです。その日の自分の体調や気分で自由に入る、考えすぎないで思うままに入るという形で良いんだなと思えました!

亜土夢くんの話を聞いて「今日は90℃で入ってみようかな」と思っているところですが、自分の家にサウナがあるからこそ、それをすぐに実行できる。"型にはまらない自由な入り方"ができるのが自宅サウナの良さなんだと再認識できました。

totonoüの自宅用サウナ製品『Auroom Cala Glass』

 

ありがとうございました!

 

 

大野和成選手プロフィール

©湘南ベルマーレ/湘南ベルマーレ所属 大野和成選手・プロフィール写真
©SHONAN BELLMARE

1989年生まれ、新潟県出身のプロサッカー選手。アルビレックス新潟で活躍し、2011年には愛媛FC、2012年には湘南ベルマーレに期限付き移籍。2018年より湘南ベルマーレで活躍。2024年にtotonoüのサウナをご自宅に導入。

 

田中亜土夢選手プロフィール

フィンランド・FC KTP所属でtotonoüアンバサダーの田中亜土夢選手と自宅用サウナ

1987年生まれ、新潟県出身のプロサッカー選手。アルビレックス新潟で活躍し、2015年のフィンランドリーグへの移籍をきっかけにフィンランドと本場のサウナに出会う。 帰国後はセレッソ大阪で活躍、2020年からは再びフィンランドリーグHJKヘルシンキに活躍の場を移し、2025年にFC KTPに移籍。2023年より、totonoüアンバサダーを務める。