totonoüメンバー紹介:チームエストニア


北欧・エストニア産サウナ製品の輸入・販売事業を展開するtotonoüでは、日本を拠点とするメンバーとエストニア在住のメンバーが協働し、その活動を支えています。


今回は『チームエストニア』のメンバーである、totonoüの齋藤アレックス代表、CSチームの皆川さん、施工チームのワヒさんに話を聞きました!

 

totonoü『チームエストニア』インタビュー・カバー画像

 

友人関係から『チームエストニア』のメンバーへ

Q:本日はよろしくお願いします!皆川さん、ワヒさんは、どのような経緯でtotonoüの仕事に携わるようになったのですか?

皆川さん:
僕はアレックスがtotonoüを創業する前からの友達なんですが、アレックスがtotonoüを立ち上げた後に一緒にサウナに行く機会があって。僕自身もサウナのことはある程度知っていたんですが、その時に改めてサウナの入り方や"ととのう"メカニズムを教えてもらって、「これはすごいな」と感動したんです。

その後、ちょうど僕が仕事を変えるタイミングでtotonoüがCS(カスタマーサポート)のメンバーを募集していると聞いたので、僕に何かお手伝いできることがあれば、と思って働き始めました。

totonoü(CSチーム)・皆川さん
皆川さん(中央)

 

ワヒさん:
私も、アレックスとは元々友人だったので、totonoüを創業したと聞いてすごく応援していたんです。加えて、私自身、エストニアに住み始めてからエストニアのデザイン性や質の高い製品に興味を持っていて、エストニアから日本に何か発信したいと考えていたので、totonoüにもいつか携われたら面白いなと思っていました。

また、私は専門学校で設計を学んでいたことがあり建築にも興味があったので、レオさん(totonoü認定工務店「RUSH」代表・中山怜大)がメンバーを募集していた時に「これしかない!」と思って応募しました。

施工チームメンバー・ワヒさんとレオさん
ワヒさん(左)とレオさん(右)

 

アレックス代表:
実は、皆川さんもワヒさんも、totonoüで働き始める前からtotonoüのメンバーと交流があったんです。

totonoüでは、日本在住メンバーのエストニア出張を定期的に実施しているんですが、その第一回の行程に二人とも参加してくれました。皆川さんは、totonoüメンバーがエストニアのサウナ付きレストランを訪問する際に一緒に行ったり、ワヒさんは、ご自宅にサウナがあるので、そこにみんなで入らせてもらったり。ワヒさんの家のサウナについては、「お邪魔していいですか」という確認を取るよりも先に、僕が勝手に旅程に入れた記憶があります(笑)


そうした機会を経たことで、ただ単に僕の友達というだけではなくて、totonoüのメンバーとの相性の良さも感じられましたし、チームとして、仕事仲間として、切磋琢磨できるなということを事前に確認できたのは大きかったです。


皆川さん:
ワヒさんの家を訪問するのは、今ではエストニア出張の恒例行事になっていますよね(笑)

2024年夏・エストニア出張集合写真
2024年夏の出張でもワヒさんのご自宅を訪問

 

 

定期的なサウナ工場訪問で、エストニアと日本の"距離"を短縮

Q:次に、皆川さん、ワヒさんの現在の業務について教えてください。

皆川さん:
僕は、totonoüのCS(カスタマーサポート)チームのメンバーとして、お客様からのメールに返信したり、お客様からサウナ製品の不具合などの連絡があった際にそれを解決するためのサポートをしたり、といった対応をしています。

ワヒさん:
私は、totonoüの認定工務店「RUSH」のメンバーとして、主にサウナの施工日程の調整や、施行に関するお客様からの質問への回答などを行っています。

 

Q:エストニアに住んでいるからこそ担当している業務などはありますか?

皆川さん:
お客様から受けた質問や、お客様や施工現場の声をもとにした製品の改善提案などを、エストニアのサウナ製造工場に直接伝える、という役割を担っています。

エストニア在住メンバーの一番の強みは、なんといっても、実際に工場に行けること。これは会社にとってもすごくメリットがあることだと思います。

エストニアのサウナ製造工場


お客様と電話する際、僕が「先週エストニアの工場に行ってきたんです」という話をすると、「え!?どういうこと!?」と大変驚かれることも多いです。

この話題によってお客様と打ち解けられたり、世間話として「エストニアではこういうサウナの入り方があって、こんなタイプのサウナもあるんですよ」と現地の話をしたり。そういったコミュニケーションからも、totonoüが『エストニアを拠点とした会社』であることをアピールできるのではないかと考えています。


現在は月に1、2回程度、アレックスが工場を訪問するときに同行していますが、今後は一人で行くことも増えるように感じています。

エストニアのサウナ製造工場

 

ワヒさん:
私も、アレックスや皆川さんと一緒に定期的に工場を訪ねているので、日本の施工チームとエストニアの工場側をつなぐ、という役割を意識して業務に取り組んでいますね。


施工チームは、実際に手を動かしてサウナを組み立てる、というのが仕事の中心なので、フィードバックを詳細にメールで書いて伝えることを億劫に感じる人もいます。そこで、私が間に入って、施工現場で気になった点や改善すべき点などを施工チームから聞き取り、その内容をすぐに工場側に伝えるようにしています。

また、製品がアップデートされたり、新製品が出たりするときには、工場で現物を確認したり、組み立て作業を見せてもらったりすることができるので、これを動画や写真におさめて日本の施工チームに伝えることも可能です。

エストニアのサウナ工場・サウナ組み立てテスト


こうしたやりとりを即座にできることこそ、まさにエストニア在住メンバーがいる利点だと思います。

 

アレックス代表:
施工現場と製造工場というのは、通常その間に様々な部署が介在するので、一番遠い存在なんですよね。施工現場から、まずtotonoüのプロダクトチームに意見が上がってきて、それがtotonoüの経営陣に上がってきて、そこからエストニアの工場の担当者に伝わって、ようやくエストニアの工場の責任者まで届く、というのが本来の形です。

それが、ワヒさんがいることで、施工現場からワヒさん、そこからすぐに工場、という形で一気に声を届けられるので、この"距離"がぐっと縮まる。サウナを導入した後のお客様の声も、皆川さんが吸い上げてくれるので同様です。


totonoüのフィードバック・ループが劇的にはやくなった、というのが、二人が携わってくれていることの最大のメリットだなと僕は思っています。

エストニアのサウナ工場を訪問するチームエストニアメンバー
ワヒさん(左)、齋藤アレックス代表(中央)、皆川さん(右)

 

Q:私も、夏のエストニア出張で工場を訪問しましたが、その際、皆川さんやワヒさんが工場の職人の方や事務の方など、様々な方と積極的にコミュニケーションを取られていたことが印象的でした。

皆川さん:
根本的に人と話すことが好きなので、そういったコミュニケーションが得意なんです。

取引先のトップや担当者とやりとりするのはもちろん大切ですが、それだけではなく、工場で働いている方や事務の方の声も僕は大事だと思っていて、そうした現場の声を拾うのも、エストニアチームとしての僕らの仕事のひとつだと思っています。「働き方はどう?」とか、「最近忙しい?」といった話をしているだけでも、発見が多いですし、サウナの売れ行きなどを肌で感じることもできます。


僕は主に英語でのコミュニケーションですが、ワヒさんはエストニア語も話せるので、僕以上にそうした声を拾えているんじゃないかなと思います。

皆川さん・サウナ会社のショールームにて

 

アレックス代表:
二人の気配り、周りを見る力は本当にすごいんですよ。二人とも、お客様とやりとりする機会が多い業務を担当してくれているので、そういった能力は、totonoüで働いてもらうにあたっても評価したポイントでした。


工場や取引先を訪問する際も、二人がいることで、僕は担当者とのやりとりだけに集中できるんです。皆川さんが受付の方や事務の方と話してその後の段取りを確認してくれたり、ワヒさんもエストニア語を駆使して工場の方と仲良くなったり、ということを裏でやってくれている。まさに『チームエストニア』という強固な枠組みになってきているなと感じますね。

エストニアのサウナ工場を訪問

 

 

 

日本在住メンバーのエストニア出張 "サウナと共にある暮らし"を共有

Q:先ほども話にありましたが、totonoüでは定期的にエストニア出張を実施していて、日本のメンバーはこれまでにほぼ全員エストニアを訪問していますよね。実際に対面して、いかがでしたか?

ワヒさん:
いつもweb会議の画面で顔を見ているので、直接会って「あ、この人、このくらいの背の高さなんだ」とか、「こういう雰囲気なんだ」とか、そういうことが分かって面白かったです。

出張中は私も日本のメンバーと一緒に寝泊まりする機会があるので、性格もよくわかりましたし、みんな本当に良い人で、さらに仕事がしやすくなりました。あと、みんなが本当に喜んでエストニアのサウナを体験してくれるので、それもすごく嬉しいんですよね。


また、totonoüの日本在住メンバーが何人も出張してエストニアの工場を訪問することで、「totonoüはこれだけ本気で向き合っているんだ」というのを工場側も感じてくれると思うので、そういった面でも出張の意義は大きいと思います。

エストニアのサウナ工場を訪問するtotonoüメンバー



皆川さん:
今年の夏の出張で、CSチームのメンバーが全員エストニアに来てくれたんですが、最初はすごく不思議な気分でした。もちろん、日頃からweb会議で顔を見ているので、よく知っているんだけど知らない人、みたいな感覚で(笑)


エストニア出張の成果として一番大きかったのは、CSチームのメンバーそれぞれの強みがこれまで以上に明確になったこと。また、直接話すことで、僕らエストニア在住メンバーが現地で見ていること、体験していることをみんなと共有することができたし、同じ方向を向くことができたように思います。

CSチームは、新さん(totonoü取締役・木村新)を含めて4人なので、大所帯というわけではないですが、今回の出張は非常に良いチームビルディングの機会になったと感じました。

エストニアのサウナ工場を訪問するtotonoüメンバー(CSチーム)
CSチームのメンバー


みんなでエストニアの同じ景色を見て、同じサウナを体験して、ワヒさんの家で"サウナと共にある暮らし"を体感して。これを知っているのと知らないのとでは、エストニアのサウナを売る立場として、仕事のあり方が大きく変わってくるように思うんです。日本に住んでいるメンバーのほぼ全員がエストニアに来たことがあるというのは、本当にtotonoüの強みですよね。

 

アレックス代表:
totonoüの経営陣として意識しているのは、メンバー全員に"原体験"を積んでほしいということ。totonoüは、北欧・エストニアの"サウナと共にある暮らし"そのものを販売している事業者なので、メンバー自身にも"サウナと共にある暮らし"とはこういうものなのか、というのを原体験として持っていてほしいなと思っているんですよね。

エストニア・スモークサウナ


ワヒさんは家にサウナがあるし、僕も自分の部屋にサウナがあり、皆川さんもご家族の実家にサウナがあって、それぞれサウナが身近にある環境で生活しています。こういったエストニアの暮らしを日本のメンバーにも知ってほしいという思いがあるので、コストをかけてでもチーム全体でエストニア出張を実施する意味があると思っています。

もちろんチームビルディングにも繋がりますし、エストニア出張を経て、みんなが二段階、三段階とレベルアップしていくのを見ると、僕も非常に嬉しいです。

2024年夏・エストニア出張
2024年夏のエストニア出張にて

ただ、このエストニア出張は、アレンジがとにかく大変なんです…。初年度は僕一人で対応して、その後しばらく寝込んでしまったくらいです(笑)今は現地をよく知っている2人がサポートしてくれるので、本当にありがたいです。

 

Q:私も日本在住メンバーとしてエストニア出張に参加しましたが、『チームエストニア』のメンバーがいてくれるからこそ、こちらもただ観光気分でエストニアに行くのではなく、しっかりとビジネスとして取り組めたように感じました。

アレックス代表:
そうですね。エストニア出張は、ただ単にAuroom*やTesler**といった取引先に工場を案内してもらうというだけではなく、彼らとじっくりと向き合える行程になっています。これを組めているのは、日頃から工場を訪問しているエストニア在住メンバーがいるからこそじゃないかなと思います。

キャビンサウナ製造会社・Auroom
*Auroom:totonoüが取り扱うキャビンサウナを製造する会社

バレルサウナ製造会社・Tesler
**Tesler:totonoüが取り扱うバレルサウナを製造する会社


totonoüは、日本の企業が国内の工場とやりとりをするのと同じくらいのレベルで、エストニアの工場とコミュニケーションを重ねていると自負しています。

AuroomやTeslerの担当者とのグループチャットはほぼ毎日動いていますし、それに加えて、先ほどの話にもあったように、『チームエストニア』のメンバーが頻繁に工場を訪ねているのも大事なコミュニケーションのひとつになっています。

 

 

『チームエストニア』を有するtotonoü、その強みとは?

Q:皆川さん、ワヒさんから見て、totonoüの"良さ"はどこにあると思いますか?

皆川さん:
これは経営陣にもよく言っているんですが、totonoüに入ってくる人、本当に良い人ばっかりなんですよ!採用時のバリューチェックをしっかり実施しているので、相性が良い人ばかりなんです。

僕はtotonoüのメンバーの中ではかなり年上なので、気を遣っちゃうこともあるんじゃないかと思うんですが、そういうのを感じさせない。年齢云々は関係なく、お互いに注意すべきところは注意するし、尊敬すべきところは素直に尊敬するし、そういう環境が醸成されているのはtotonoüの特長だと思います。

 

ワヒさん:
totonoüのメンバーの、馬鹿なことを言い合える関係性が好きなんですよね。

もちろん仕事には真面目に取り組むんですが、お互い仲が良いので、ただ単にビジネスライクなやりとりをするのではなくて、冗談を交えながらみんなで取り組んでいるところが良いなと感じています。

エストニア出張で一緒にサウナに入って、みんなで同じ気持ち、同じ体験を共有できたということも、そういった関係性に繋がっているのかもしれません。

2024年夏・エストニア出張集合写真

 

 

Q:最後に、アレックス代表から見て、『チームエストニア』があることによるtotonoüの強みがあれば、教えてください。

アレックス代表:
totonoüは元々、『北欧に拠点がある、唯一の日本のサウナ企業』ということを掲げて2020年にスタートしました。共同創業者の1人、代表である僕がエストニアに住んでいるからこそ、工場と蜜にやりとりができる、というのを売りにして始めたんです。


その後、創業から数年で徐々に規模が大きくなり、年間数百台を販売するようになると、難易度の高い案件が増え、製品の種類も増え、取引先も増えていって。そうすると、どうしても僕一人では対応できない部分が出てくるので、『チームエストニア』の存在には本当に助けられています。

ワヒさんは工場から車で10分のところに住んでいるし、皆川さんも車で1、2時間のところに住んでいて、工場の方たちも二人のことはもちろん覚えています。僕は出張で世界を飛び回っていて、エストニアにいないことも多いので、工場との接点が僕だけじゃない、という安心感は大きいですね。

エストニアのサウナ工場を訪問するチームエストニアメンバー


そのうえで、改めて『チームエストニア』があることによるtotonoüの強みは何か、と考えると、やはり『製品の改善スピード』ではないでしょうか。


totonoüは、AuroomやTeslerの世界中の販売店の中で、最も頻繁に工場を訪問しているんです。ヨーロッパやアメリカの企業は年に1回訪れる程度だそうなんですが、僕らは毎月行っています。

当然、ただ無意味に回数を重ねているのではなく、都度、日本のサウナ市場の現況や製品の改善要望などを取りまとめて持っていくようにしていますが、訪問するメンバーの中に、totonoüの代表である僕だけではなく、より現場に近い二人がいる意味は大きいと思います。

たとえば、皆川さんは、CS業務の中でお客様から上がってきた声を整理して届けたり、ワヒさんは、施行現場で生じたトラブルなどをもとに製品の改善提案をしたり。日本の現場の声をしっかりと届けられているので、工場側も僕らのことを信頼してくれて、それが改善スピードに繋がっているのかなと感じています。


totonoüがこれからさらに大きくなっていくうえで、『チームエストニア』の力は、ますます欠かせないものになっていくと思います!

チームエストニアメンバー

 

ありがとうございました!

 

 

totonoü採用ページ

totonoüでは現在、一緒に「サウナと共にある暮らし」を日本で実現していただける仲間を募集中です。年1回のエストニア出張の他、サウナ付きオフィスや、サウナ施設でのチームイベントなども定期開催しています。

詳しくは採用ページをご覧ください。
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