【イベントレポート】totonoü×積水ハウス東京西支店 人気ブロガー・桃さんと紐解くサウナの素朴な疑問
totonoüと積水ハウス東京西支店は、2025年3月29日(土)、共催イベント『ご自宅にサウナ取り入れてみませんか?produce by totonou Japan 株式会社』を開催しました。
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北欧に根付く"サウナと共にある暮らし" 自宅サウナの魅力とは?
totonoüと積水ハウス東京西支店の共催イベント『ご自宅にサウナ取り入れてみませんか?produce by totonou Japan 株式会社』は、積水ハウス東京西支店が運営する住宅展示場『SUMUFUMU TERRACE 新宿』にて、2025年3月29日(土)に開催されました。

まずは、totonoü代表で北欧・エストニア在住の齋藤アレックス剛太が、北欧の人々の"サウナと共にある暮らし"について紹介しました。
「北欧では自宅にサウナがあるということがまったく珍しくなく、暮らしの中にサウナが根付いています」と語る齋藤。人口約130万人に対して10万台ものサウナがあるというエストニアには、温浴施設などのサウナも数多くあり、それらを利用する人も多いといいますが、エストニアの人々に「どこのサウナが良いか」を尋ねると「我が家のサウナが一番良い」と答える人が多いのだそうです。

では、北欧の人々は温浴施設などのサウナと自宅のサウナをどのように使い分けているのでしょうか?
齋藤によると、エストニアでは金曜日と土曜日は"家族のサウナの日"といわれていて、自宅サウナを家族で満喫したり、友人を自宅に招いてサウナでホームパーティーをしたり、といった愉しみ方をしている人が多いのだそう。齋藤自身は、エストニアの自宅にあるサウナを、疲れた時に入ってリラックスする、一日の終わりに仕事の振り返りや頭の整理をするなどの形で活用しているといいます。

「日本には風呂が付いている家が多いですが、自宅に風呂があっても温泉旅館や温浴施設を利用することがあると思います。それと同じように、自宅サウナと温浴施設などのサウナにはそれぞれ根本的に異なる魅力があると感じています」
「自宅サウナは好みに合わせて温度や湿度の調整ができたり、リラックスできたり。他方、温浴施設のサウナは広かったり、様々な温度やタイプがあったり、イベントが開催されたり。北欧の人々も、自宅サウナと温浴施設のサウナにそれぞれの魅力を感じ、使い分けながら愉しんでいます」と話しました。
「掃除は?」「電気代は?」自宅サウナに関する疑問を徹底解説
イベントの中盤からは、スペシャルゲストとして、恋愛バラエティ番組『あいのり』(フジテレビ系)の元メンバーで人気ブロガーの桃さんにご登壇いただきました。

週に1、2回ほどサウナに入るというサウナ愛好家の桃さん。現在、積水ハウスで注文住宅を建てる計画を進めていて、その中で自宅サウナの導入も予定しているといいます。
以前から「注文住宅を建てるなら絶対にサウナを入れたい!」という思いがあったといい、「自宅サウナが完成したら、パックをしながら入るとか、髪にトリートメントをつけてサウナハットをかぶった状態で入るとか、温浴施設のサウナではできないことをやりたいと思っています」と話してくださいました。

そんな桃さんも、自宅サウナの導入を検討するにあたって、当初は不安もあったといいます。ここからは、桃さんが抱いていた自宅サウナに関する疑問や懸念点を挙げていただき、それに齋藤が答えていく形で進められました。
【疑問①】自宅サウナは掃除やメンテナンスが大変?
桃さん:
まず気になったのは、サウナの掃除やメンテナンスです。カビが生えちゃうんじゃないのかな?って。
齋藤:
日本人は日頃から風呂掃除をしている人が多いと思うんですが、風呂掃除と比べたらサウナの掃除は楽ですよ、ということをお伝えしたいです。風呂場は湿度が高い、水がたまるなど、カビが生える原因が多い環境なんですが、サウナと風呂ではまず湿度が異なるんですよね。
桃さん:
サウナはカラッとしてますもんね。風呂掃除と比べて楽というのを聞いて「よかった」と思いました。掃除が大変なのかな、というプレッシャーがあったので。

齋藤:
私も自宅にサウナがありますが、掃除はほぼしていなくて、サウナを使い終わって出るときにタオルでベンチをさっと拭くくらいです。また、サウナを使用した後、すぐに電源を落とさずに10分くらい稼働したままにしておくと、残っている水分も蒸発するので、メンテナンスがより楽になりますよ。
メンテナンスに関してお話しすると、サウナの中で一番劣化しやすいのは実はサウナストーンなんです。熱を加えると膨張して、冷えると収縮して、というのを繰り返しているので、使用頻度やロウリュの頻度にもよりますが、数年に1回程度の交換が必要です。たまに石が割れていないか確認していただいて、割れた石があれば取り除くようにしていただけると良いと思います。
【疑問②】自宅サウナの電気代は高い?
桃さん:
自宅サウナの電気代は月にいくらくらいかかるんでしょう?これだけ高温にするものなので、すごく高いのかなって。私のブログのコメントでも、この点を心配されている方が多かったです。
齋藤:
電気ストーブのパワー(出力)が大きいほど、サウナ室内が温まるまでの時間は早くなるんですが、その分消費電力も大きくなります。なので、自宅サウナを導入する際にはそのあたりのバランスを見極めながらストーブを選定する必要があります。
totonoüのサウナでは出力4.5kwの電気ストーブを使うことが多いんですが、東京電力の場合、200vで4.5kwのストーブを使うと電気料金は1時間あたり120円くらいです。
サウナに入るときは一人であれば大体1時間くらい、家族で入るとしても2、3時間程度かと思います。もちろん、電気料金はエリアや会社によって異なりますが、仮に週に3回入るとすると、1週間で9時間。それが1ヵ月になっても、4000~5000円ほどで済む計算です。自宅サウナは、実は施設のサウナに通うよりも安いランニングコストで愉しめるんですよ。

【疑問③】自宅サウナは温度が上がりにくい?
桃さん:
自宅サウナは温まるスピードが遅いのでは?という点も心配していました。施設のサウナほど温度が上がらないなら、せっかく自宅サウナを導入しても結局あまり入らなくなっちゃうんじゃないかって。
齋藤:
サウナを設置する場所や季節、ガラス面が多いモデルかどうかなどの要因で変動があるものの、この会場にも展示されているサウナ『Auroom Cala Mini』の場合、20~30分ほどで80℃程度まであたたまります。風呂に湯を張るのにかかる時間がだいたい20分くらいだと思うので、それと同じくらいなんです。
totonoüのサウナは最高温度が110℃に設定されていますが、110℃まで温める場合は40~50分ほどかかりますね。
桃さん:
アプリを使って外からサウナの電源をつけられるんですよね?入りたいと思った時に、そこから45分かかるとちょっと長いなと思ってしまうかもしれないですけど、帰り道に電源をオンにすれば温められるってきいて、めちゃくちゃ良いじゃん!って。タイマーも設定できると聞いたので、朝サウナもいいなと思っています。

SUMUFUMU TERRACE 新宿に展示されている自宅用サウナ『Auroom Cala Mini』
【疑問④】自宅サウナで火災や事故は起きない?
桃さん:
サウナで火事が起きる心配はないんですか?
齋藤:
日本だと事例が少ないので北欧の事例になってしまうんですが、北欧でサウナで火事が起きた事例として一番多いのが、サウナの中で洗濯物を干していて、その洗濯物がサウナストーブの上に落ちてそれが燃えてしまった、というものです。なので、「サウナの中では洗濯物は干さないでください」ということを各サウナメーカーが呼びかけています。
また、サウナの設置にあたっては、熱源となるサウナストーブと燃えやすい木材までの離隔距離が各サウナストーブメーカーによって定められています。その離隔距離を無視してストーブを壁に近づけてしまうと、壁が黒ずんでしまいます。これを「炭化」といいますが、木材が炭化してしまうと燃えやすくなってしまうので、この離隔距離は適切に遵守する必要があります。
桃さん:
その点だけ気を付けていれば大丈夫なんですか?たとえば、ストーブを消し忘れて旅行に出かけてしまったら…。

齋藤:
消し忘れたときの対策も施されています。どこの会社のストーブにも同じような機能がありますが、totonoüが扱っているTylo社の電気ストーブも、電源をつけて3時間経ったら自動的に電源が落ちるようになっているんです。
あと、サウナストーブ自体にも温度センサーがついています。温度異常を検知できるようになっていて、想定よりも高い温度になると自動的に電源が落ちるようになっています。
桃さん:
子どもがいるので、勝手にサウナを開けちゃうんじゃないかとか、やけどしたらどうしようとか、そういうことも心配だったんですけど、操作のロックができると聞きました。
齋藤:
おっしゃる通りです。タッチパネルのようなものなんですが、それを設置すると操作するのに暗証番号が必要になるので、サウナストーブの電源のオン・オフを制限できるようになるんです。

桃さん:
そこは安心ポイントですね!
齋藤:
やけどについては、調理中や使い終わった直後にガスコンロの周りを触ったらやけどする可能性がある、というのと似たようなもので、使用中や使用直後のサウナストーンを触ってしまった場合、やけどしてしまう可能性はたしかにあります。他方、サウナストーブの側面は、触っても熱くないようにカバーをするなど、安全対策が施されています。
【疑問⑤】ロウリュでストーブは壊れない?
桃さん:
温浴施設のサウナだと、ロウリュ禁止の施設もあると思うんですが、ロウリュをしても電気ストーブは壊れないんですか?
齋藤:
ロウリュをするのは電化製品に水をかけるようなものなので、壊れやすくなるか、ならないかでいうと、たしかに壊れやすくはなります。特に、水をかけすぎてしまうと蒸発しきらなかった水がストーブの中に流れてしまって、壊れる原因になってしまいます。
とはいえ、水をかけすぎない、指定の場所以外に水をかけない、といった点に注意したうえで使っていただければ、すぐに壊れるということはありません。
桃さん:
そうなんですね。自宅サウナではアロマ水を使ったロウリュもやってみたいなと思っているんですが、傷みやすくなりますか?

齋藤:
香りもサウナの大事な要素のひとつですよね。サウナ用ではないアロマなどを使うと壊れやすくなる可能性がありますが、最近はサウナ用のアロマもかなり種類が増えているので、それをしっかりと水で希釈したうえで使っていただければまったく問題ないです。
サウナの香りに関しては、「サウナ室内に汗の匂いが残るのでは」と心配される方もいらっしゃるんですが、サウナに入った後に10分から15分ほどストーブの電源を付けたままにしてしっかり湿気を飛ばしてあげれば、汗の匂いが残らなくなりますよ。
桃さんが思い描く"自宅サウナがある暮らし"とは
最後に、会場に足を運んでいただいたお客様との質疑応答の時間が設けられました。
Q:既存の家にサウナを設置するのは可能?
齋藤:
はい、可能です。様々な選択肢がありますが、ひとつは現状の間取りのまま、今ある部屋にサウナを入れる方法。この方法のメリットはすぐに導入できること。totonoüのサウナは人が通れる幅があれば搬入できることが多いです。あとは、リフォームのタイミングでサウナを導入する方も多いですね。
桃さん:
その場でサウナを組み立ててくださるんですよね。
Q:庭やルーフバルコニーなど、屋外にサウナを設置することもできる?
齋藤:
今日は主に屋内用のサウナを紹介させていただきましたが、樽型のバレルサウナや、屋内用サウナと同じような見た目で屋根がついたタイプのサウナなど、屋外用のサウナもあります。
桃さん:
バレルサウナがすごい可愛いんですよね!形が本当に可愛くて、私も最初それにしたかったんです。バレルサウナは形が丸いから温度が均一になりやすいんですよね。
齋藤:
詳しいですね!地域によっては、サウナを屋上に置くのは規制との関係で難しいこともありますが、庭であれば設置しやすいかなと思います。

totonoüのバレルサウナ製品(1.2mモデル):https://totonou.co/collections/barrel-sauna
Q:桃さんは、自宅サウナが完成したらどういうときに入りたい?
桃さん:
スキンケアをしながら入れるとか、あと水風呂に入浴剤を入れても楽しいかなとか。施設のサウナだとできないことをやりたいなと思っています。
あと、子どもがいると外のサウナに行く時間があまりとれないので、家でいつでもサウナに入れると嬉しい。夫とも一緒に入りたいですし。
齋藤:
いつでも入れる、好きな愉しみ方ができるのが、桃さんが考える自宅サウナの魅力ということですね。日本だと、施設のサウナに旦那様と一緒に入るというのもなかなかできないですもんね。
桃さん:
そうですね。サウナに入ってる時間って暇になっちゃうこともあると思うんですけど、自宅サウナなら歌も歌えるし(笑)ちなみに、サウナで音楽を流したいときはどうすればいいんですか?
齋藤:
スピーカーを埋め込む方法もあるんですが、僕はBluetoothで聴けるスピーカーをサウナに持ち込むことが多いです。サウナの床付近の温度は30~40℃くらいなので、床の部分ならスピーカーを置けるんですよ。
桃さん:
それは朗報です!スピーカーを埋め込むとなるとお金がかかるなと思っていたんです。
本イベントの様子を、桃さんのブログにも掲載いただいております。 ■桃オフィシャルブログ Powered by Ameba「おうちサウナ計画のイベント!気になるQ&A!」 |
会場に足を運んでくださった皆様、桃さん、ありがとうございました!
本イベントの登壇者
桃(ブロガー・サウナ愛好家)
恋愛バラエティ番組「あいのり」出演。
2009年アメーバブログを開設し、以降16年間にわたり芸能人ブログ上位にランクイン。
2018年ブログオブザイヤー受賞。2020年に再婚し、2児を授かる。
ブログで等身大の日常を発信する傍ら、アパレルやコスメ等のプロデュースを行い、幅広い層の女性から支持を集めている。
趣味はサウナ。現在、積水ハウスで家造りを進める中で、新居への家庭用サウナ導入を検討中。
齋藤アレックス剛太(totonou Japan株式会社 代表取締役)
エストニア在住。2016年に慶應義塾大学卒業後、世界一周に挑戦。これまでに45カ国を訪れる。
新卒で外資系コンサルティングファームErnst & Young (EY) に入社し、2018年よりエストニアへ。ITスタートアップ・Veriffで事業開発を担当し、同社がユニコーン企業に成長するまでの過程を支える。その後GovTechスタートアップxIDを経て、2020年にtotonoüを創業。
北欧在住の地の利を活かし、現地サウナ工場との調整や新製品の開発を担当する傍ら、事業開発責任者として行政向け協議資料の作成や、大規模サウナ設置案件のプロジェクトマネジメントを担当している。
totonoüと積水ハウス東京西支店の取り組み
totonoüと積水ハウス東京西支店は、北欧のような"サウナと共にある暮らし"の日本での提案・実現に向けて、昨年、提携を開始しました。
この提携は、積水ハウス東京西支店が有する住宅設計力や強固な顧客基盤、totonoüが有するサウナに関する知見というそれぞれの強みを活かすことで、日本における自宅サウナ文化の普及を加速させることを狙いとしています。
※本提携に関する詳細は、こちらをご覧ください。
https://totonou.co/blogs/news/sekisuihouse-tokyowest
この提携の一環として、積水ハウス東京西支店が運営する住宅展示場『SUMUFUMU TERRACE 新宿』には、totonoüの家庭用サウナ製品『Auroom Cala Mini』の実物が常設展示されています。

*展示されているサウナには電源が設定されていないため、本製品を実際に使用・体験していただくことはできません。
『SUMUFUMU TERRACE 新宿』のサウナ展示は、製品のサイズやデザインを実際に確認することができたり、自宅サウナを取り入れたライフスタイルの具体的なイメージを膨らませるため、スタッフに間取りや設計の相談をすることができたりと、来場者の皆様がサウナをより身近に感じられるための様々な工夫が施されているのが特徴です。
単なる製品紹介に留まらず、"サウナと共にある暮らし"の魅力を来場者の皆様とともに考え、具体的なライフスタイルのデザインを提案する場となっていますので、是非足を運んでみてください。
totonoüと積水ハウス東京西支店は、今後も本イベントのような一般の方向けの展示会やイベントを積極的に開催し、日本における"サウナと共にある暮らしの実現"に向けて取り組んでまいります。
『SUMUFUMU TERRACE 新宿』について
- 所在地:〒160-0023 東京都新宿区西新宿3-6-11 西新宿KSビル 1階・2階
- 電話番号:0120-776-511(総合受付)
- 受付時間:10:00-18:00
- 定休日:火曜・水曜・祝日・夏季休暇・年末年始
- 交通案内
- 「新宿」駅より徒歩約11分
- 大江戸線「都庁前」駅徒歩5分
- 京王新線「初台」駅徒歩9分
- 公式HP:https://www.sekisuihouse.co.jp/sumufumuterrace/shinjuku/
- 『SUMUFUMU TERRACE 新宿』に関するお問い合わせ:担当 鈴嶋
積水ハウス東京西支店について
- 所在地:〒160-0023 新宿区西新宿3-6-11(西新宿KSビル1F)
- 電話番号:0120-78-3221
- 営業時間:9:00〜18:00
- 定休日:火曜・水曜
- 公式HP:https://www.sekisuihouse.co.jp/liaison/13/3050020010/
totonoüについて
totonoüは、「サウナと共にある暮らしを、日本で最速で実現する」をミッションに、北欧産サウナを販売するサウナスタートアップです。北欧・エストニアと日本を中心に「ととのえる」を専門とするメンバーたちが世界各国からフルリモートで勤務しています。現在は、家庭用・事業用の両面で、エストニア産サウナの輸入・販売・プロデュース・設計・施工を行っています。
totonoü公式HP:https://totonou.co/