自宅用サウナ×住宅ローン 活用/申請方法の手引き -2023年版 完全ガイド-
近年、日本でも急速に人気が高まっている自宅用サウナ。多くの人が購入を検討していますが、初期費用のハードルの高さから躊躇してしまう方もいるのではないでしょうか。そこで検討いただきたいのが住宅ローン×サウナ。金融機関にもよりますが、ご自宅を購入される際の住宅ローンの一部に、自宅用サウナを含めることが可能なパターンもあるのです。一方でまだ普及率が高くないサウナに関しては、銀行によってルールが様々で、申請者側も正しく知識を身につける必要があります。
この記事では、住宅ローン利用時にtotonoüの自宅用サウナを導入するにあたり、施主や融資折衝の担当者がどのように銀行と調整すればよいのかについて解説します。
サウナ×住宅ローン
そもそも住宅ローンを使うことは可能?
金融機関のポリシーにはよりますが、一般的には自宅用サウナの導入に住宅ローンを活用することは可能です。住宅ローンは一般的に住宅購入やリフォームに利用されるものですが、totonoüのお客様の中でも、住宅購入やリフォームの際に住宅ローンを活用してサウナを据え付ける方が徐々に増えています。
ただし自宅用サウナを住宅ローンに組み込めるかは、各銀行のルールや審査基準によって異なるため、詳細な条件や制限を確認する必要があります。
住宅ローンの活用方法
住宅ローンにサウナ設置費用を含める方法には、大きく3つのパターンがあります。
①本体工事の施工事業者経由で発注する場合
②サウナの購入と設置を、建築本体工事(新築 / リフォーム工事)と分離で発注する場合
③家具家電扱いで発注する場合
それぞれの場合にどのような対応が必要となるのか、ケーススタディも交えつつ、以下で詳しく解説していきます。
住宅ローンを活用できる3つのパターン
①本体工事の施工業者経由で発注する場合
住宅ローンで自宅用サウナを購入・設置する場合、王道のパターンとも言えるのが、本体の工事請負契約に自宅用サウナの購入・設置を含めて、住宅ローンを申請するパターンです。
その場合、本体工事を行う工事業者さんに対して、totonoüの自宅用サウナの購入と設置が同一の工事契約内で可能かどうかを確認する必要があります(totonoüの場合設置工事は認定施工店が担当しているため、施工業者さんからtotonoüに対して発注いただく形となります)。
ただし、工事業者の中には、サウナのような指定外の商品を設置できない事業者様もあるため、そういった場合は、②以降の方法で融資が可能か、の検討に進みます。
②サウナの購入と設置を建築本体工事と分離で発注する場合
現在、日本のハウスメーカーや地域の工務店や、リフォーム会社の多くは、設計や施工を含めた工事全体を1つの工事請負契約で発注する、『一括発注方式』をとっています。これに対し複数の施工業者に工事を分けて発注する手法が『分離発注』です。複数の企業と契約するため、工事請負は発注の数だけ結ばれます。
本体工事と別発注でも、自宅用サウナの設置工事業者との契約が行われていれば、住宅ローンの融資が可能な金融機関もあります。
審査段階では本体工事と別途工事それぞれの見積書、または契約書が必要な場合があります。金融機関に確認しましょう。
③家具家電扱いで購入する場合
一部の金融機関では、家具家電の購入費を住宅ローンで取り扱えることがあります。そうした銀行では、家具家電の一環として、自宅用サウナの購入費用を住宅ローンに含められる場合があります。
ただし、購入費にローンを充てられる物品の価格や種類に制限がある場合や、設置費用には充てられない場合もありますので、金融機関と事前に確認することが推奨されます。その際、見積書や請求書、領収書を金融機関に提出する場合がありますので、しっかり保管してください。
ローンがつかえないときには
他の金融機関に相談してみる
ここまでの①~③に挙げる、いずれの方法でも自宅用サウナの費用を住宅ローンで借りることができない、と判断される場合があります。その際は残念ですが、自己資金での対応を検討することになります。ただ、もし一つの金融機関で断られたとしても、金融機関によっては判断が変わる場合も少なくありません。もしほかの金融機関を検討できるようであれば、複数の金融機関を検討してみることをおススメします。
住宅ローン以外のローンを試してみる
サウナ設置を住宅ローンに含むことができない場合も、条件は異なりますが別のローンで費用を賄える場合があります。例えばリフォームローン、不動産担保ローン、無担保ローンなどがサウナの購入、設置費用に充てられるかもしれません。住宅ローンよりも返済期間が短くなったり、金利が高くなったり、別で組む住宅ローンの審査にも影響したりするので、借入額や借入時期など、住宅ローンを組む銀行の担当者とよく相談してください。
ケーススタディ:totonoüで分離発注をする場合
分離発注について
最後に、「②サウナの購入と設置を建築本体工事と分離で発注する場合」で紹介した分離発注について、ケーススタディを用いて掘り下げてみます。
分離発注のメリットは、それぞれの工事を好きな会社に発注できることです。特定の工事を特別に頼みたい、と思うような、技術やデザイン面で秀でた会社に発注することで、より自分好みの家づくりが実現できます。一方で、複数の工事請負契約を結ぶため、支払いの回数が増えたり、工事業者間の調整を施主も協力するなど、管理的な部分で施主が行わなくてはならないことが発生します。
家を建てたりリフォームしたりするときは、多くの場合、不動産の購入とセットになっています。その場合、購入を仲介する不動産仲介業者さんが住宅ローンのサポートをしてくれます。ただ、多くの銀行や不動産事業者は、ハウスメーカーの注文住宅や、建売、マンションの購入には詳しい一方で、②の「分離発注」を行うような特殊なケースには慣れていないことがあります。
特に日本では一括発注が主流となっているため、分離発注での家づくりをする場合、事前にしっかり金融機関の担当者にそのことを伝えておく必要があります。
本記事を参考に、どの方法でなら融資を行えるか、そのための審査資料は「いつ」「何を」出せばよいのか、金融機関の担当者様と確認してみてください。
分離発注の住宅ローン審査の注意点
totonoüのサウナ設置を分離発注する場合には、本体工事とは別にtotonoüが提携する認定工務店と、サウナ設置工事の請負契約を結びます。上述したように個別で契約を交わす手間がかかる一方で、本体の施工業者のポリシーに左右されず、サウナ専門店にサウナの組み立てを依頼できるメリットがあります。
その際の注意点として、多くの金融機関では、融資実行の回数やタイミングが決められているため、銀行だけでなく、事前に本体工事を行う業者とも調整すべきという点が挙げられます。totonoüの製品の場合は前金も必要となりますので、その点も含めて本体工事と支払いタイミングを揃えられるのがスムーズな形となります。
✅ ここをチェック
|
まとめ
以上のように、自宅用サウナの導入を希望する場合、様々なパターンで住宅ローンを活用できる可能性があります。しっかりと各銀行の条件を確認し、最適な方法で住宅ローンを活用しましょう。また、分離発注や特殊なケースについては、事前に金融機関や工事業者と調整を行い、スムーズな活用を目指すことが重要です。
本手引きを参考に、『サウナと共にある暮らし』の実現に一歩でも近づいていただければ幸いです。
💡 totonoüではこれからも、製品選定から行政協議のサポート、輸入、輸送、施工、メンテナンスまでをワンストップで提供し、「サウナと共にある暮らし」の今まで以上の実現に向けて邁進してまいります。住宅ローンの活用をご検討の方にはtotonoüが作成した独自資料『住宅ローンの手引き』も御座いますので、お気軽にお問い合わせください。 |