totonoüメンバー紹介:代表・齋藤アレックス剛太


 第三回目となるtotonoüメンバー紹介シリーズ。今回は、totonoüの共同創業者/代表取締役であるアレックスに、これまでのtotonoüの歴史や、現在強化している採用のことについて話を聞きました!

 

totonoü代表 齋藤アレックス剛太

 

Q. まずはじめに、自己紹介をお願いします。

A. totonoü代表の齋藤アレックス剛太です。大学卒業後コンサルティングファームに就職し、2018年からエストニアに移住し現地のIT企業などで働きながら、2020年にtotonoüを複業として立ち上げました。サウナを好きになったのは、東京でコンサルタントとして毎日忙しく働いていたとき、知人に早朝のマルシンスパに連れて行ってもらったことがきっかけ。totonoüでは、主に事業開発やプロダクト周りを担当しています。

 

Q. なぜエストニア?

A. 新卒で入った会社を退職し、3ヶ月くらい海外で暮らしてみようと考えていたときに、後のtotonoüの共同創業者でもある友人の新さんにどこに行くのがいいか相談したところ「いまエストニアという国が面白いらしい」と教えてくれたんです。自分でもエストニアについて調べていくうちに「夏の気候が良い」「IT先進国」「日本人がまだ少ない」といった点にピンときて、すぐに飛行機のチケットを押さえました。

到着したのは5月だったのですが、本当に気持ちが良いところで、もう初日で「この国は住める!」と直感。そのまま滞在中に就職先も見つけることができ、移住してしまいました(笑)

 

Q. totonoüを創業したきっかけは?

A. 2020年からコロナ禍のため日本とエストニアの往来がしにくくなり、僕自身も日本で過ごす時間が増えたのですが、温浴施設の過度な混雑をはじめ日本のサウナ環境へのフラストレーションを感じることが多かったんです。そこで、どうすれば日本でもエストニアにいるときのような快適なサウナライフを送れるか考えたときに「エストニアのサウナを自分で買ったらいいのでは?」と思い立ちました。

最初は自分で購入するために情報を集めだしたのですが、せっかくなら何か事業と結び付けられないかという考えも浮かんできて、試しにツイッターで投稿したところ大きな反響があり「これはチャンスがあるかもしれない」と感じたことが創業のきっかけです。

 

Q. これまでのtotonoüの変遷と、その中で特に印象に残っている出来事があれば教えてください

A. totonoüというチームを立ち上げたのは2020年の秋ごろなのですが、最初の大きなハイライトは、第一号のバレルサウナを自分たちのためにエストニアから輸入した時のことです。創業メンバーの新さん・秀さんに加え、現在も大活躍してくれている施工チームの面々に協力してもらい、試行錯誤しながらバレルサウナを組み立てました。

完成したサウナに初めて入ったときの新築の木の良い香り、みんなで薪をくべながら徐々にサウナ室があたたまっていくワクワク感、初めてロウリュをしたときの感動・・・一生忘れられない幸せな瞬間ですね。あのときに僕たちが感じたような「サウナと共にある暮らし」の喜びを、もっとたくさんの人たちに広めたいという想いは、今でも大きな原動力になっています。


totonoü第一号のバレルサウナ


そして、2021年の1月にはtotonoüとしてエストニアサウナの輸入・販売を開始するプレスリリースを発表し、本格的に事業をスタート。この年の大きな出来事というのが、藤森慎吾さんにお会いし、僕たちのバレルサウナをサウナ村に導入していただいたことです。まだ走り出したばかりの小さなスタートアップにとって、奇跡のような瞬間でした。その後サバンナの高橋茂雄さんにも購入していただき、お二方がYouTubeなどで情報発信をしてくださったおかげもあって、日本でのバレルサウナの認知度は大きく上がりました。

2022年は、バレルサウナの導入台数が着実に増えたほか、屋内用のキャビンサウナの提供を開始したこともあり、「サウナと共にある暮らし」を日本で最速で実現する、という大きな目標に少しずつ近づいていることを感じられました。マルシンスパのサウナのリニューアルに携わったり、藤森さんの自宅にキャビンサウナを導入していただいたりと、印象深い出来事はたくさんあったのですが、夏の期間にtotonoüのメンバーを初めてエストニアに連れてくることができたのが、個人的にはとても感慨深かったです。


タリンのサウナ通りで

滞在中は、メンバーには毎日エストニアのサウナ文化にどっぷり浸かってもらいつつ(笑)サウナの工場を訪問して製造の様子を見学したり、エストニア側のパートナーたちと直接顔を合わせていろいろな話をすることができました。この滞在を通じて、これまで以上にメンバーの製品への解像度や愛着が高まりましたし、エストニア側との絆も強固になったことを実感しています。

 

Q. 2022年はチームも大きくなりましたね。

A. おかげさまで、3人で始まったtotonoüも今では15人を超えるチームになりました。さまざまな領域のプロフェッショナルたちが集まってくれているので、創業メンバーだけでやっていたときにはできなかったことにもどんどんチャレンジできるようになって、チームとしての馬力もぐんと上がりましたね。

マネジメントとしては、チームが大きくなった分、1on1を今まで以上に積極的に実施したり、メンバーと一緒に作業する時間を意識的にとったりと、リモートワークだからこそのコミュニケーション面での工夫を怠らないようにしています。

 

Q. 現在も採用活動を実施していますが、どんな人に応募してきてほしいですか?

A. 誤解を恐れずに言うと、僕は「この人となら仕事がなくても仲良くなれる」とお互いに思えるような人と働きたいと思っています。というのも自分が就職活動をしていた時に、相手の社会的肩書や役職に惑わされ、自分が苦手な相手でも無理に合わせてしまっていた経験があるからです。

言い換えると、採用ではその人の学歴や経歴以上に、そもそも人としての価値観が合うかを重視しています。totonoüはメンバーの半数が複業として参加しているので、無理をしたり我慢をして仕事をする、というのは違うと考えています。だからこそ、一緒に働くメンバーであれお客様であれ、この「価値観が合う(バリューフィット)」ということを常にとても大切にしています。

採用ページには僕たちのバリューやNGバリューを載せているので、共感していただけた方にはぜひ応募していただきたいです!そして選考の過程では、応募者の方にもぜひフラットな関係性で僕たちと「仲良くなれるか」をジャッジしていただきたいと考えています。


夏のエストニアのフローティングサウナで

 

Q. 2023年の展望と、最後に一言!

A. まずは2023年も引き続き「サウナと共にある暮らし」を日本で最速で実現するというミッションの達成に向けて動いていきたいと思っています。とはいえ環境は常に目まぐるしく変わると思うので、totonoüの価値観に従いながらチームとしてその時々の最高のパフォーマンスを発揮する、ということに尽きるかな、と。

あと、これは毎年言っているのですが、年末に振り返って「一年前はこうなるなんて想像もつかなかったよね」と言えるような一年にしたいです。

これからtotonoüが新しい景色を見るために一緒に働いてくださる方、ぜひ採用へのご応募をお待ちしています!

 

ありがとうございました!

 

編集後記
totonoüの代表として、日本とエストニアの架け橋となり日々忙しく動きながらも、常に一緒に働くメンバーやパートナーたちへの気配りを忘れないアレックス。

今回のインタビューを通じて、改めて「totonoüに携わる人みんなに気持ちよく過ごしてほしい」というアレックスの強い想いが「価値観=バリューフィットの重視」というスタンスにつながっていること、そしてチームが大きくなったり、事業環境が変化する中でも揺らがない「totonoüらしさ」を支えているのは、このバリューの存在なのだと感じることができました。

現在totonoüでは広報・セールス・カスタマーサポートといったポジションで採用を強化しています。
興味のある方はぜひこちらをご覧ください!

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