【北欧から届いたサウナを安全に楽しむ知恵 Vol.1】自宅用サウナにまつわる注意点をフィンランド在住・Lauraさんにインタビュー
totonoüでは、インタビューを通じて世界の様々な「サウナと共にある暮らし」をお伝えしています。 今回はラトビア出身で23年間フィンランドに住むLauraさんをお招きし、サウナの本場である北欧の自宅用サウナに関する注意点についてお伺いました。 |
自己紹介
Q.本日はよろしくお願いします!さっそくですが、自己紹介をお願いします。
A. Lauraと申します。出身地はエストニアの隣国のラトビアで、フィンランドには2000年に移住しました。今は6歳と17歳の娘と一緒に暮らしています。 出身地のラトビアは、他の北欧諸国と同じようにサウナが日常にある国です。実家の庭にはサウナの小屋があり、幼少期からサウナを楽しんでいた記憶があります。
Q.今回はサウナに関するインタビューということで、サウナに入る時のルーティンを教えてください。
A. マイルーティンはロウリュをする時にユーカリのアロマを使うこと。サウナにユーカリの豊かな香りが広がってリラックスするのがお気に入りのポイントです。 また、フィンランドには田舎のコテージに家族や友人と行き、そこでサウナに入ることが1つの文化としてあります。サウナの後は、ビールを飲みながらソーセージを焼いて楽しむことがルーティンですね。
サウナに入る前の注意点
Q. サウナを準備する時に気をつけていることはありますか?
A. サウナの温度の設定に気をつけています。私は70-80℃でサウナに入ることが多いので、それ以上温度が高くなっていないか、必ず温度計で確認をしています。温度が高すぎる場合は、サウナの窓を開けて外気を取り込むことで温度管理を行っていますね。 また、体調が悪い場合はサウナの使用を控えることも。無理をしないことが大切です。
サウナに入っている時の注意点
Q. お子さんと一緒にサウナに入ったこともあると思いますが、その際に注意していたことはありますか?
A. 娘は0歳の頃からサウナに入っていましたが、常に見張っていたので怪我をしたことはありません。大人が一人でサウナに入る時も注意が必要ですが、子どもの場合はより目を離さないように注意が必要ですね。走らせない、電気ストーブに触らせない、子どもだけでサウナに入らせないなど、親としての見張りを徹底していました。
Q. お子さんと一緒にサウナに入ったこともあると思いますが、その際に注意していたことはありますか?
A. ロウリュをする時はお湯を使うように教えられていました。冷水でロウリュをすると、サウナの室温が下がってしまうんです。 また、海水を使うことも禁止ですね。塩水はサウナストーブの故障につながります。ロウリュに使用する水は、水道水もしくは川か湖から汲んだ水に限ります。
サウナの後の注意点
Q. サウナの後の体調管理のために、意識して行っている習慣はありますか?
A. 水分補給は必須です。サウナに入ると体から水分が出るので、飲み物を飲んだりフルーツを食べて水分を取り入れるようにしています。その際、アルコールだけでは不十分です。必ず水などで水分をとることが大切ですね。
メンテナンスについて
Q. 自宅のサウナのメンテナンス方法を教えてください。
A. 使用後に毎回確認することはせず、1年に2回、大掃除と大掛かりのメンテナンスをしています。メンテナンスでは、サウナストーブの石や電気ケーブルを点検しています。また、1年に1回は専門業者を呼んで煙突の点検をしてもらっています。
Q. メンテナンスをする際に特に注意している点はありますか?
A. 椅子を水洗いをして消臭することがあります。ただ、頻繁にする必要はないですね。たまにベンチを石鹸で洗い、乾かしたあとに専用のオイルでコーティングをすることもあります。メンテナンスをすることで、フィンランドに来てから23年間、同じサウナを使い続けることができています。 ありがとうございました!
ありがとうございました!
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