Q.サウナ製品に使用する薪ストーブと電気ストーブの違いについて教えてください

バレルサウナを検討している方から「薪ストーブと電気ストーブの違い」について質問をいただくことが多くあります。この記事では、薪ストーブと電気ストーブ、それぞれの特徴をご紹介します。
薪ストーブの特徴
ストーブ代金以外の初期費用は不要。ランニングコストとして薪代、メンテナンス費用がかかる。
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1時間あたり1~2kgの薪が必要で、一回で使用する薪の量は一束から二束が一般的。薪の購入元や地域によって差があるものの、コストとしては約100~160円/h 程度です(着火材等は除く)。
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燃焼開始から30~60分程度で、サウナ室が80度前後まで暖まります(薪の乾燥度合いや、外気温によって変わります)。さらに薪を投入し続ければ、120度近くまで上げることも可能です。
- 使用後に灰の掃除やメンテナンスが必要ですが、長く使用することができます。
- 電気ストーブと比べて輻射熱の放出具合が異なり、体感温度が高く身体の芯から温まることができます。
電気ストーブの特徴
初期費用としてストーブ代金以外に電気工事費が必要。ランニングコストは安く抑えられる。
- 電気代はエリアや会社によって異なるものの、200vで4.5kwのストーブを使用する場合、約120円/h~です(電気基本料金は除く / 東京電力第2段階料金)。
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設置の際に200Vの配線工事を行う必要があり、場所によっては電線引き直しの工事が追加されることもあります。
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燃焼開始から30分程度で、サウナ室は十分な温度まで暖まります。また、外出先からアプリを使ってストーブのon/offがコントロールできるモデルもあります。
- Tylo社の電気ストーブでは、出力数によって温まるまでの時間に若干の差があります。
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参考例①「バレルサウナ(2.2m/背面パノラマガラス)」で稼働した場合
6kW:40~50分程度で80~90度前後に到達
8kW:30~40分程度で80~90度前後に到達
※季節やサウナを設置する場所の環境等で変動します。
※ガラスの量が少ないモデルの場合、高温への到達時間は上記より早くなります。
- 参考例②「Cala Glass(1.5m x 1.5m/前面フルガラス)」で稼働した場合
4.5kW:30~40分程度で80~90度前後に到達
6kW:20~30分程度で80~90度前後に到達
※季節やサウナを設置する場所のお部屋の温度状況等で変動します。
※ガラスの量が少ないモデルの場合、高温への到達時間は上記より早くなります。
- Tyloの電気ストーブの最高到達温度(サーモリミッターが作動する温度)は、いずれも同じ110度です。
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参考例①「バレルサウナ(2.2m/背面パノラマガラス)」で稼働した場合
※電気代や温まるスピードは使用する条件によって前後しますので、あくまで目安としてご確認ください。
薪ストーブと電気ストーブの違いに関するより詳しい情報については、弊社お問い合わせフォームよりご相談ください。
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